Business Koreaによる最新の報道によると、SamsungはGalaxy Sシリーズ向けに独自のハイエンドカスタムプロセッサを開発し、AppleのAチップによるiPhoneの成功を模倣していくようだ。
GOS論争をきっかけに、SamsungはGalaxyスマートフォン向けのAPを独自に開発することになった
Samsung Electoronicsのデバイス・ソリューション(DS)部門は、Galaxyスマートフォン向けのアプリケーション・プロセッサ(AP)の開発にすでに着手している。
ただし、この新型APはすぐには登場しないようだ。サムスンは2023年までにこのチップの設計を完了させることを目指しており、2025年からフラッグシップのGalaxyスマートフォンにこのアプリケーションプロセッサを搭載する取り組みが進んでいるようだ。
Samsung ElectronicsのMX事業本部長であるRoh Tae-moon氏は、Galaxyスマートフォンの性能がバッテリー持続時間のために意図的に下げられている問題、いわゆるGOS(Game Optimization Service)の背後にある主な原因はAPであると考え、AppleのようなスマートフォンAPを自社で開発することで、これらの問題に対処出来る物と考えているようだ。
現在、SamsungのMX部門は、QualcommやMediaTekなどのサプライヤーからスマートフォン向けチップを購入し、ニーズを満たしている。また、同社の国産チップセットであるExynos SoCは、最新のGalaxyスマートフォンの一部に搭載されている。しかし、AppleやQualcommのSoCと比較すると、十分な性能とはいえない。
このため、新しいAPが登場したら、SamsungはExynosチップセットを中級以下のスマートフォンにのみ使用する予定とのことだ。さらに、Appleのように、Samsungの技術的なエコシステムを強固なものにすることにもつながる。OPPOのような中国のOEMも、独自のAPの開発を始めているようだ。
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