先月、Starlinkは急増する需要に応えるため、「V2 Mini」衛星を軌道上に21機投入した。これは、フルサイズのV2衛星及びそれを打ち上げるStarshipの建造がまだ間に合わないため、現役のFalcon 9ロケットでも打ち上げられるように小型化された次世代衛星であるが、既にこのうちの1機が既に軌道上から落下してしまったとのことだ。
ハーバード・スミソニアン天体物理学者のJonathan McDowell氏がTwitterで報告したところによると、30062号機とされたスターリンク衛星は、米国東部時間の月曜日午前4時50分に、カリフォルニア沖で大気圏に再突入したとのこと。衛星は、再突入中に燃え尽きたものと思われる。
SpaceX社の非公式監視サイト「Starlink Insider」というサイトでも打ち上げ後すぐにV2 Mini衛星を監視しており、再突入前の軌道の異常を観測していた。
Starlink Insiderは、最近打ち上げられた衛星の一部が上昇するどころかゆっくりと下降していることに気付いた。V2 Miniの状態についての憶測に対し、スペースXのCEOであるElon Musk氏は、Twitterで、「いくつかの問題に直面しているが、一部は減速するだろう」と述べ、いくつかの衛星は減速される一方、他の衛星は引き続きテストされると明かした。他のV2 Miniが、この動きに従って再突入してしまうかどうかはまだ不明だ。
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