2017年にVorwerk Groupに買収されたNeato Roboticsは、Vorwerk GroupがTechHiveに語ったところによると、何年も「自分で決めた経済目標」に達していないため、閉鎖されることになったようだ。Vorwerkは、Neatoの顧客に対して「少なくとも」5年間はクラウドと修理のサポートを約束するとしているので、現行製品についてはサポートを受けられるが、今後の新たな製品は期待できない。
2005年にスタンフォード大学の卒業生3人組によって設立されたNeato Roboticsは、日本においても事業を行っており、当時としては画期的なレーザーフロア・プランマッピングとコース・ナビゲーションを提供する家庭用ロボット掃除機を販売し、iRobotの主要な競争相手の1つとなった。その間に、Neatoは、2011年にWi-Fi接続を導入するなど、新しいイノベーションを取り入れることで、独自のファン層を獲得してきた。
5年前の9月、NeatoはVorwerkに買収された。両者はその数年前に提携し、ロボット掃除機を家電メーカーの母国であるドイツに持ち込んでいた。Vorwerkは、このブランドを大きく独立させることを約束した。しかし先週末、Neatoの親会社は、業績不振を理由に同ブランドを閉鎖することを明らかにした。
Vorwerkは、今回の閉鎖は努力不足によるものではないとし、TechHiveに、Neatoは「多くのリストラを行ったにもかかわらず、現在閉鎖されている」、それは「数年前から自己定義した経済目標を達成できていない」ためだと語っている。100人近いNeatoの従業員がこの移動によって影響を受けるが、ミラノのかなり小規模なチームは、すでに世の中に出ているシステムをサポートするために、引き続き在籍することになるという。
Vorwerkは、今回の移転は2025年のリストラ戦略の一環であり、ドイツのオフィスでは引き続き掃除機やその他のロボティクスに注力するとしている。
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