Microsoft、OfficeサービスにBing AIを搭載。早ければ3月に一般公開の見込み

masapoco
投稿日
2023年2月12日 6:20
office365

OpenAIとの提携により、Bing検索サービスやWebブラウザのMicrosoft EdgeにChatGPTの技術を導入することを発表したMicrosoftは、OfficeサービスにもOpenAIの技術を導入することを計画しており、これは早ければ3月にも発表されるようだ。

The Vergeによると、Microsoftは今年3月にOfficeサービスにOpenAIのAIテクノロジーを導入する計画で、Bingで導入された独自のPrometheus言語モデルをベースに、ユーザーのインタラクションに応じてシステムがコンテンツを自動生成するChatGPTのようなインタラクションを搭載しているとのこと。

ちなみに、MicrosoftのEdgeブラウザのBingサイドバー統合により、OfficeのWebアプリ内でPrometheusモデルによる執筆支援機能などはすでに使用することが出来る様になっている。

このサイドバーには、MicrosoftがWordとOutlookのためにテストしている作業の一部を早期にプレビューできるコンポーズタブが含まれている。情報筋によると、MicrosoftはPowerPoint用のグラフやグラフィックスを生成する方法にも取り組んでいる。Bingはすでに基本的なデータの表やグラフを生成することができるが、それらをプレゼンテーション用の視覚的なグラフィックスに変換したり、Excelで使用することは次のステップとなる。

Microsoftは、すでにOfficeのサービスにAIを組み込んでいるが、OpenAIの技術により、例えばOutlookではユーザーが実際に探している手紙を見つけやすくしたり、適切な会議時間を自動的にスケジュールしたり、さらにはユーザーがより迅速にレポートを作成できるようにするなど、ユーザーのニーズをより理解することができるようになると期待される。

また、Googleは、Gmailでより迅速に手紙を作成したり、文書の内容のハイライトを素早く要約する機能など、人工知能機能をGoogle Docsに統合している。なお、Googleはすでに「Bard」というチャットボットを早期にリリースすることを明らかにしており、今後、関連アプリケーションを発表していく予定だ。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • AdobeStock 175423032
    次の記事

    レオナルド・ダ・ヴィンチはアインシュタインより何世紀も前に重力と加速度の関係に気付いていた

    2023年2月12日 8:54
  • 前の記事

    テラコッタの屋根にしか見えないソーラーパネルがポンペイの歴史的外観を守る

    2023年2月11日 18:17
    dyaqua invisible solar italian tile dezeen 2364 hero

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • openai

    OpenAI、15秒の音声サンプルから感情豊かで自然な音声を合成できる「Voice Engine」を発表

  • Babylon 7

    Microsoft、Webゲーム用のグローバルイルミネーションサポートを追加したBabylon.js 7.0を公開

  • a04c35e8e555c1cc7ae1d6a5f3159856

    MicrosoftとOpenAI、1000億ドル以上をかけて超人的AI開発のためのスーパーコンピューター「Stargate」を開発する計画

  • Sam Altman TechCrunch SF 2019 Day 2 Oct 3 cropped cropped

    ベンチャーキャピタリスト、OpenAIのSam Altman氏を“誇大妄想的”と非難

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

今読まれている記事