Microsoft、5年前から続くDefenderのバグを解消、FirefoxのCPU使用率を75%削減

masapoco
投稿日 2023年4月12日 6:31
firefox logo

Firefoxは、最新のブラウザの中でも、リソースを大量に消費すると言われていた。だがこれは、ブラウザ自体に原因があるものではなく、Windows Defenderのバグにより、特にFirefoxが多大な影響を被っていたことに起因する。5年の歳月を経て、ついにこのセキュリティツールの問題が対処され、Windows版FirefoxのCPU使用率が大幅に低下する事が期待される。

MozillaのシニアソフトウェアエンジニアであるYannis Juglaret氏によると、Firefoxに影響を与えていた犯人はMsMpEng.exeという名のタスクだ(タスクマネージャーで見かけたことがあるかも知れない)。MsMpEng.exeは、Webアクティビティを監視して悪意のある脅威を排除するReal-Time保護機能を司っている。このバグにより、FirefoxはChromeやEdgeのような同等のブラウザよりも頻繁にこのサービスを呼び出すようになり(最大で競合に比べて7倍)、その結果、CPUスパイクが顕著に発生した。このCPUスパイクは、他のアプリケーションのパフォーマンスを低下させたり、ノートPCのバッテリー寿命に影響したりする可能性がある。

Microsoftの修正パッチ前と修正パッチ後 (Credit: Mozilla)

今回の修正によって、「Firefoxでブラウジングする際のMsMpEng.exeのCPU使用率が〜75%改善された」と、Juglaret氏は述べている。

Windows Defenderのパッチ版は現在、Windows 10とWindows 11のユーザーに展開されており、今後1~2週間以内に(特に更新をブロックしない限り)すべてのユーザーに当たるはずだ。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • 60ee7d67 53b6 4ab0 ba01 f26b357e5acd 8d2cd16b
    次の記事

    Alibaba、すべての製品でジェネレーティブAIによる新たなサービスを展開へ

    2023年4月12日 6:51
  • 前の記事

    Androidに使っていないアプリを自動的にアーカイブしストレージを節約する機能が追加

    2023年4月12日 6:07
    Header Android Play Auto archiving Launch

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • microsoft edge chromium

    Microsoft EdgeブラウザでRAMの消費量を制御出来る機能がテスト中

  • google chrome arm hero

    Google、“遥かに高速な”ArmネイティブなChromeブラウザを正式リリース

  • snapdragon x elite hero

    Qualcomm、「Snapdragon X Eliteを搭載したノートPCでほとんどのゲームが実行可能になる」と発表

  • smartphone

    最近のWebの肥大化はエントリーレベルのスマートフォンが読み込むことの出来ないレベルにまでなっている

  • Windows 01 1.width 1000.format webp

    Google、Chromeブラウザにリアルタイム保護機能を導入へ

今読まれている記事