これまで、ファイルを閉じたくても何かのプロセスが邪魔をして閉じることが出来ずに困ったことはないだろうか?こういった場合、これまではサードパーティー製のツールを使って、そのファイルをロックしているプロセスを見付けて解除する必要があった。だが今回Microsoft(マイクロソフト)は、PowerToysツールセットに新しいユーティリティを追加した。これは、Windowsユーザーが選択したファイルを使用しているプロセスを見つけ、サードパーティツールを必要とせずにロックを解除できるようにするものだ。
- GitHub: microsoft/PowerToys
- Bleeping Computer: New Windows ‘LockSmith’ PowerToy lets you free locked files
新しいツールの追加に加えて、PowerToys 0.64.0はそれ自体も多くの更新が行われており、Windowsホストファイルエディタを追加し、安定性を追加し、他の内蔵ツールを改善するバグ修正が行われている。
新しいFile Locksmithユーティリティは、その名の通り、Windowsが他のプロセスが使用していると言って、削除したり開くことができないロックされたファイルに対処するために使用することができる。
「File Locksmithは、選択されたファイルやディレクトリを使用しているプロセスをリストアップし、それらのプロセスを閉じることができます」と、このツールの説明には書かれている。
これまでは、ほとんどのユーザーが「ロック」状態を解除するために設計されたサードパーティ製プログラムをインストールする必要があったが、ファイルエクスプローラでファイルを右クリックし、コンテキストメニューの「このファイルを使用しているもの」をクリックすれば、どのファイルがどのプロセスによって使用されているかをチェックできるようになった。
その後、File Locksmithによって見つかったプロセスを終了させたり、管理者権限で再度スキャンして、すべてのユーザーによって起動されたプロセスを探したりすることができる。
Microsoft PowerToysの最新版をインストールするには、プロジェクトのGitHubページからPowerToys 0.64インストーラーをダウンロードし、起動する必要がある。
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