MicrosoftはAIベースの生産性向上サービス「Microsoft 365 Copilot」を一般企業向けに提供開始した事を発表した。このサービスは、Word、Excel、PowerPointなどのアプリに生成AI機能を追加するもので、1ユーザーあたり月額30ドル(年額プランの場合)で利用できる。
ただし、ほとんどの人はすぐに手に入れることはできない。本日よりMicrosoft 365 Copilotを購入できるのは、Microsoft 365 E3およびE5の商用契約者のみであるため、まだOffice 365プランを利用している一部のユーザーや、Microsoft 365 Business StandardおよびBusiness Premiumの契約者は除外される。
Microsoftはブログ投稿で、現在Microsoft 365 E3およびE5を利用している企業顧客は、Microsoft 365 Copilotの機能の1つであるBing Chat Enterpriseチャットボットを本日から利用できると述べた。
Microsoft社によると、このサービスは現在以下の言語に対応している:
- 英語 (US, GB, AU, CA, IN)
- スペイン語 (ES, MX)
- 日本語
- フランス語 (FR, CA)
- ドイツ語
- ポルトガル語(BR)
- イタリア語
- 中国語簡体字
2024年前半には、さらに多くの言語に対応する予定だ。
Microsoftはまた、2024年夏に政府顧客向けにMicrosoft 365 Copilot GCCを発売する予定だ。今のところ、消費者向けバージョンをいつ発売するかは不明だ。
さらにMicrosoftは本日、Microsoft 365のYouTubeチャンネルに、CopilotがWord、Excelでどのように機能し、ユーザーが文書を作成・編集するのに役立つかを紹介するビデオを数本追加している。
CNBCのレポートで、Piper SandlerのアナリストBrent BracelinとHannah Rudoffは、Microsoft 365 Copilotの開始により、2026年までに100億ドルもの年間売上が同社に加わる可能性があると予測している。この数字は、対象となるユーザーの18%が実際にCopilotを利用することを想定している。
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