Metaの新たなSNSの開始時間が少し前倒しされた。Instagramのプラットフォームに基づく新たなテキストベースのSNSである「Threads」の公式サイトでは、サービス開始のカウントダウン時計が数時間早まり、日本時間の午前8時に開始される事が示されている。
以前は “Project 92″や “Barcelona”などのコードネームで知られていたこのサービスは、Elon Musk氏所有のTwitterと直接競合するテキストベースのサービスだ。同サービスは、1日に読める投稿数を制限するという突然の決定や、有料の認証済みアカウントでTweetbot機能にアクセスできるようにするという度重なる改悪のにより、多くのユーザーをプラットフォームから排除することに成功している。
既にアプリ自体はモバイルアプリストアに登場しておりダウンロードが可能だ。アプリを立ち上げると紐付けるInstagramアカウントが表示されるが、本稿執筆時点(午前6時半)ではまだ 「許可がありません」と表示される。
InstagramアプリからThreadsの利用開始設定が行える。
創業者のMark Zuckerberg氏を含む一部のMeta社員は、正式ローンチ前にすでにThreadsへの投稿を開始している。また、サービス開始に合わせて、有名なインターネット・インフルエンサーが自身のThreadsアカウントを持つ予定だ。Webだけでなく、iOSとAndroidのモバイルアプリも用意される。
iOSのApp Storeに掲載されたThreadsアプリの初期のリストでは、Metaがサービスの概要を説明している:
Threadsは、コミュニティが集い、関心のあるトピックから次に来るトレンドまで何でも話し合える場です。興味・関心のジャンルが何であれ、お気に入りのクリエイターや自分と同じ興味・関心を持つ人をフォローし直接つながることができます。あるいは、自分の熱心なファンを増やし、世界に向けて自分のアイデアや意見、クリエイティビティを発信することができます。
ただし、このサービスは今のところ、欧州連合(EU)圏での開始は予告されていない。これは、EUのデジタル規制当局から提起されるであろう厳しいデータ・プライバシーに関する懸念に、Metaが単に対処したくないからのようだ。
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