Facebookの運営会社Meta社が現在アメリカにて提供しているソーシャルメタバースプラットフォーム「Horizon Worlds」において、バーチャルアイテムの販売手数料が47.5%にもなる事が明らかとなり、物議を醸しているが、これに対して同社CTOのAndrew Bosworth氏(Boz)が今後の方針についてTwitterで発言を行っている。
それによると、「Horizon Worlds」はWebバージョンの開発も行っており、そちらでは販売手数料が25%になるので業界最低水準になるとのことだ。
「Horizon Worlds」は、現在Quest VRヘッドセットでのみ利用できるため、Webで利用できるようになると、プラットフォームが大幅に拡張されることになる。
また、Webバージョンだけではなく、2022年後半にはスマートフォン向けの導入を計画しており、ゲーム機への導入についても「初期の議論」を開始したと、Horizonの副社長Vivek Sharma氏はThe Vergeの取材に対して応えている。
ただし、Webバージョンの導入時期については不明であり、Metaの広報担当者からも「現時点で共有できる情報はない」との回答に留まっている。
Webバージョンの場合は、Questストアを経由しないため、Questストアでかかる30%の手数料が丸々削減される形になり、Horizon Worlds内で徴収される25%の手数料のみになる。これがBosworth氏が「手数料が業界最低水準」になるという根拠だ。
現在、「Horizon Worlds」はQuest VRデバイスでしかアクセスできないため、Questストアの手数料30%が引かれ、その残りの70%にまた25%の手数料がかかるので、最終的な手数料は47.5%もの高額な物になってしまい袋だたきにあっている訳だ。(事実、Bosworth氏はQuestデバイスからアクセスしたHorizon Worldsでのアイテム販売手数料についてを削減するように検討している事も付け加えている )
一部で擁護する意見もあるが、批判の声が出た後から今後のWebバージョンにおける手数料の低さをアピールするあたり、実際に手数料が高額であったと認めているようなものではないだろうか。今後もこの手数料を巡る動きは続きそうだ。
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