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AppleのVision Proが2月に米国で発売され、驚くべき高解像度ディスプレイによる没入感は、初期のレビュアーたちにほぼ好意的に受け止められたが、誰もがこれが最高のヘッドセットだと述べているわけではない。その一人が、Vision ProによるAppleの参入を、恐らく世界で最も警戒していた人物である、MetaのCEOであるMark Zuckerberg氏だ。彼はVision Proに対して、そのポジショントークも多分にあるだろうが、やはり批判的に語っている。

Zuckerberg氏はInstagramに投稿した動画の中で、Vision Proを使用した“レビュー”を行っている。彼はまず価格差について触れ、Vision ProがMeta Questの何倍もの価格をしているため、Questヘッドセットは価格に見合った優れた製品であると予想していたとのことだ。だが数日間Vision Proをテストし、その結果として、Vision Proは印象的なハードウェアを備えているが、Meta Quest 3はもっと手頃な価格でほとんど同じことができるとした上で、「私はQuestが全体的に最高の製品だと思う」と、述べた。

Zuckerberg氏がこのような発言をするのは当然のことかも知れない。しかし、彼はVision ProとMeta Quest 3を比較する際、いくつかの妥当な点を指摘している。ひとつは、Vision Proが高解像度ディスプレイを搭載しているのに対し、Meta Quest 3はより広い視野角を持つという点だ。また、同氏によれば、Meta Quest 3はVision Proより120グラム軽いとしている。また、Quest 3の方が頭に乗せやすいと感じ、バッテリーを内蔵しているためワイヤレスであると指摘している。

また、Vision Proの高解像度ディスプレイと視線追跡センサーは「とても素晴らしい」ものだが、これはデバイスの人間工学や快適さとトレードオフの関係にあることも認めているようだ。ビデオの中でZuckerberg氏は、Metaは視線追跡センサーを将来のQuest製品に搭載するとも語っている。

更にZuckerberg氏が批判している側面は、App Storeだ。この閉じたエコシステムについては当然のことながら、Questのライブラリに対して貧弱なVision Proのアプリ群について指摘している。また、Meta Quest 3がXboxゲームのプレイをサポートしていることにも言及している。実際、Meta Quest 2、Meta Quest 3、Meta Quest Proの各モデルは、Vision Proが発売される数カ月前の12月に、Xbox Game Pass UltimateによるXbox Cloud Gamingをサポートしている。

全体として、Zuckerberg氏は、Meta Quest 3はAppleのVision Proと比較して、この種のヘッドセットの所有者が使用したい「大半のことに適している」と考えているようだ。

最後に、Zuckerberg氏、Metaの次のヘッドセットは今年発売されるQuest 3の廉価版であるQuest 3 Liteになるだろうと述べた。また、MetaはLGとハイエンドのQuest Pro後継機を開発中で、2025年に発売される予定だとも述べている。

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