Metaがメタバースプラットフォーム「Horizon World」内でクリエイター向けの収益化プログラムをスタート

masapoco
投稿日 2022年4月13日 12:20
horizon worlds creatorsd

Meta(旧 Facebook)がソーシャルメタバースプラットフォーム「Horizon Worlds」において、クリエイターがアプリ内のアイテムやワールドへのアクセスを販売することで収益化できるツールを発表した。また、一部のクリエイターがすでにこの収益化プログラムに参加していることも明らかになった。

Horizon WorldsはOculus Rift SおよびOculus Quest 2向けに開発されたVR(拡張現実)ソーシャルプラットフォームで、ユーザーが生成したコンテンツを中心に構築されている。

これまでにすでに多くのクリエイターによって1万種類以上のワールドが作成されており、Metaもクリエイターを支援する目的で1000万ドル(約12億円)のファンドを立ち上げている。

今回発表された収益化プログラムによって、クリエイターは自分で作成したワールドへのアクセス権や、Horizon Worlds内で使える仮想アイテムやエフェクトを販売することが可能になった。また、特定の目標を達成した場合はMetaからボーナスが支払われる「クリエイターボーナスプログラム」もリリースしているとのこと。

この収益化プログラムはアメリカとカナダで18歳以上のユーザーに提供される予定で、収益化プログラムに参加するクリエイターは、Metaの定めるVRポリシーコンテンツポリシーを順守する必要がある。なお、記事作成時点ですでにごく一部のクリエイターが利用可能になっているとのこと。同社は、より多くのクリエイターにツールを拡大する前に、テストを行うつもりとのことで、これは「クリエイターが生計を立て、人々がデジタル商品、サービス、体験を購入できるメタバース」という同社の長期ビジョンへの最初のステップであるとも述べている。

さらに、MetaはHorizon Worldsのクリエイターツールを改善し、より簡単にワールドやスクリプト、ゲームを作成できるようにした、としている。

気になるのはこの収益化プログラムの手数料だが。現状では47.5%もの高額の手数料が取られ、クリエイターには52.5%が還元されるレートになっている。ここら辺は今後物議を醸しそうだ。

Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、月曜日に以下の動画の中で「勝利の方程式を確立するために、Horizon Worldsでの収益化を試すことが必要です。私たちはHorizon Worldsのユーザーと共鳴するものを見て、次の段階のツールを構築します」と述べている。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • apple headset
    次の記事

    Appleの拡張現実ヘッドセットは2023年の発売か?

    2022年4月13日 13:33
  • 前の記事

    GoProがFPVドローン用の超軽量カメラ「Hero 10 Black Bones」をリリース(現在米国限定)

    2022年4月13日 11:49
    Bones Cinelog HD30 On Black 4K22

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • eu flags

    Apple、Google、Metaが欧州デジタル市場法違反により調査を受け、高額な罰金の可能性

  • data center

    Meta、24,000個のNVIDIA H100 GPUを用いた“AI特化”データセンターの詳細を公開

  • apple vision pro displays

    まだVision Pro向けの最高の動画を撮影出来るカメラは存在しない

  • Samsung HQ Image

    MetaはTSMCへの依存度を減らすためにSamsungへの製造依頼も選択肢に入れている

  • Apple Vision Pro availability back angle

    Apple Vision Proの出荷が予想以上に好調のためAppleは生産能力を拡大している模様

今読まれている記事