今年新たに発表されたM2チップを搭載したMacBook Airの登場を受けて、M2チップを搭載したiPad Proの登場が近いとのうわさは以前から数多くささやかれていたが、ブルームバーグ(Bloomberg)のマーク・ガーマン(Mark Gurman)氏の最新のレポートによると、アップル(Apple)はM2 iPad Proを近日中に発表するとのことだ。ただし、同様にうわさされていた新しいMacは今年の末まで発売されないだろうとも。
新型iPad Proはマイナーアップデートに留まる
ガーマン氏によると、M2チップを搭載したiPad Proの新モデルが “非常に近いうちに”登場するとのことだ。コードネームJ617とJ620と呼ばれる新型iPad Proは、11インチと12.9インチのディスプレイを搭載し、現行のフォームファクタを維持する予定とのこと。
変更点は主に搭載チップがM1からM2に変更されることくらいで、マイナーなアップデートになりそうだ。M2チップはM1より約20%高速化されているとはいえ、ユーザーが現行iPad Proモデルと比較して性能の大幅な向上を実感することはなさそうだ。
加えてガーマン氏は、M2 iPad Proに加えて、新しいエントリーレベルのiPadも数日中に発表される見込みであると述べている。コードネーム「J272」と呼ばれるこのiPadモデルは、A14 Bionicチップを搭載し、新しいデザインに刷新され、Lightningの代わりにUSB-Cポートを搭載し、5Gにも対応すると言われている。
数日前、ガーマン氏はすでに、iPadOS 16.1が10月24日の週に一般公開されるとの見通しを述べていた。今回のアップデートでは、iPadの新モデルへの対応が追加されるため、早ければ来週にも同社が新型iPadを発表しても不思議ではないだろう。また、発表に際しては特別なイベントではなく、プレスリリースの形で製品が発表されるだろうと考えている。
新型Macは2022年末頃に発売か
ガーマン氏によると、Macについては今年の後半に、iPadとは別のタイミングで登場するとのことだ。
具体的には、14インチと16インチのMacBook Proの新モデルが “近いうちに”発売される方向で進んでいるとのこと。これらのMacBookは、より強力なバージョンのM2チップを搭載し、M2 ProとM2 Maxとなる予定だ。ガーマン氏のレポートでは、M2 Mac miniの登場も言及されている。
また、AppleはA14チップと4GBのRAMを搭載した新世代のApple TVを開発していると伝えられており、もし実現した場合、A12チップを搭載した現行モデルから大きく飛躍することになる。ただし、この新型Apple TVがいつ発表されるのか、詳細は不明だ。
コメントを残す