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ファッションブランドLevi Strauss & Co.は、デジタルファッションスタジオLalaland.aiと提携し、人工知能(AI)で生成したカスタムアバターを作ることで、モデルの多様性を高めると発表した。

サンフランシスコに本社を置くLevi’sは、おそらく幅広い種類のブルージーンズで最もよく知られている会社だ。1853年に設立された同社は、世界最大のブランドアパレル企業の1つであり、ジーンズウェアのグローバルリーダーである同社がLalaland.aiとの提携を決めたのは、その高度なAIを利用して、服のモデルとなるアバターをより幅広く作成するためだ。

Lalaland.aiは2019年にアムステルダムで設立され、「高度な人工知能」を使って、ファッションブランドや小売業者に、あらゆる体型、年齢、サイズ、肌色の超リアルなモデルを作成する能力を与える事を目的としている。

Levi’sは、通常、製品ごとに1人のモデルを用意しているというが、購入者がより自分に近いモデルの服を買いたいと思うこともあると理解している。

「私たちは、モデルが消費者を反映するべきだと考えています。そのため、サイズや体型、年齢、肌の色など、人間のモデルの多様化を続けています」と同社は述べているが、目標を達成するためには、本物の人間との協力だけでは不十分であると説明している。

Lalaland.aiとのパートナーシップは、Levi’sが、各ラインの服のモデル数を拡大することで、顧客がより多くの自分に似たモデルでLevi’sの製品を見ることができ、“よりパーソナルで包括的なショッピング体験”を実現する試みを支援できるだろうとしている。

Levi’sのデジタル&エマージングテクノロジー戦略のグローバルヘッドであるAmy Gershkoff Bolles博士は、「AIが私たちにとって人間のモデルに完全に取って代わることはないでしょうが、私たちは、これが消費者体験に与えるであろう潜在能力に興奮しています」と述べている。

「私たちはファッションとテクノロジーをアートとサイエンスの両方と捉えており、より多様で包括的な顧客体験のための旅を続けるために、このような高品質のテクノロジーを持つLalaland.aiと提携できることに興奮しています」

Levi’sは、多様性、公平性、包摂が同社の「最優先事項」であるとし、AI生成モデルはこの分野の目標達成に役立つ方法であるが、それが唯一の解決策ではないと述べている。同社は過去1年間、自社の従業員が多様であるだけでなく、カメラの前と後ろの従業員が “幅広い消費者層”を反映していることを保証するために取り組んできたと述べている。

Levi’sの説明では、写真をなくすつもりはないようだが、LaLaLand.aiで作成できるアバターの量を考えると、実在する人物の写真は、実際には存在しないモデルよりも少なくなることが予想される。

AIモデルを取り入れるファッションブランドは、Levi’sだけではない。Lalaland.aiは、Calvin Klein、Tommy Hilfiger、Otto Groupとも連携していると述べている。一般人は、これらのブランドの服を着ているモデルの大半が実際の人間でないことを見分けることはできないだろう。


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