米・金融機関大手Bank of Americaの最新のレポートによると、Appleの次世代iPhoneのラインナップであるiPhone 15シリーズは、発売開始が数週間遅れる可能性があると報告されている。レポートの中で、アナリストのWamsi Mohan氏は、10月から12月までの第4四半期まで発売が遅れる可能性があると考えている事を述べている。
同氏は、iPhone 15シリーズの好調な売れ行きを期待するウォール街のアナリストを、この延期が失望させる可能性を懸念している。Mohan氏は遅延の理由を明らかにしなかったが、中国の製造地域の封鎖措置に起因する生産上の課題に関連している可能性を示唆した。
Appleは2023年9月7日にiPhone 14シリーズを発表した。発表後、iPhone 14、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxは9月16日に購入可能となった。しかし、iPhone 14 Plusの発売は延期され、発売されたのは10月7日だった。
10月から12月にかけて発売されると仮定すると、AppleはiPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxと、4つのiPhoneラインナップ戦略に従うと予想される。
また、Mohan氏は9月期の売上高を871億ドルとかなり低く予測しており、市場コンセンサスである916億ドルを大幅に下回っている。この減額予想は、当四半期中の外国為替レートの好転による2.5%の押し上げにもかかわらずのものである。
さらに、iPhoneの販売台数についても、ウォール街の予想が5,100万台と楽観的であるのに対し、Mohan氏は4,800万台と保守的な予想となっている。
Appleの決算報告は来週発表される。Mohan氏は、同社の6月期決算は “ほぼ横ばい”になると見ている。しかし同氏は、Appleのすべてのハードウェアカテゴリーで、同四半期の売上が前年同期比で減少すると予想している。
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