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iPhone 15 Proモデルのオーバーヒート問題はOSアップデートで改善が見られた

iPhone 15 Proモデルのオーバーヒート問題はiOS 17のバグにあったことがAppleによって明らかにされ、同社は早期にこの問題に対処したiOS 17.0.3をリリースした

これまでユーザーは、充電時や負荷のかかる処理が行われるアプリなどの利用時に、熱すぎてデバイスを持つことが困難な状況に見舞われたが、この新たな修正のリリースによって状況が改善されることが期待される。一部ではデバイスがチタン製である事や、A17 Pro自体の問題も取り沙汰されており、ソフトウェアの問題だけではないのではとの憶測も広がったが、実際にオーバーヒートは抑えられているのか?各所で検証が行われ、熱問題に関してはほぼ間違いなく抑えられていることが明らかになった。

Android Authorityは、iPhone 15 Proを用いて、iOS 17.0.2とiOS 17.0.3をインストールした場合、またGalaxy S23 Ultra、Pixel 7 Proとの比較を行っている。 

低負荷時は、元々大きな発熱もなかったため特に変化はなかった。だが、高負荷時はピーク温度に顕著な低下が見られ、GPUストレステストでは、20分後の温度がiOS 17.0.2より約2.5℃低くなり、他のテスト端末とほぼ同じ結果となった。10分間の4K60ビデオ撮影でも、アップデート前より4.1℃低い結果となった。

YouTubeのストリーミング時の温度も低下しており、上記の結果と合わせて特にビデオ処理関連が問題の大元だった可能性も示唆されている。ただし、全体的にGalaxy S23 UltraやPixel 7 Proよりも発熱が大きい点は意外だった。特にPixel 7 ProはSamsungファブの古い5nmプロセスで製造されており、発熱の問題が指摘されていたTensor G2を搭載している事から、それよりも優れているはずのTSMC 3nmプロセスで製造されているA17 Proを搭載しているiPhone 15 Proの発熱が大きい点は興味深い。

加えて、古いiPhoneモデルとの比較も行われている。これによれば世代間での有意な差は見られなかったようだ。

ZDNetも赤外線カメラとして知られるFLIR(Forward-Looking InfraRed)カメラを使ってiOS 17.0.3の適用前後での充電時のデバイスの温度を計測した。それによると、アップデートによって発熱の問題は改善された事が確認された。

iPhone 15 overheating
(Credit: Jason Hiner/ZDNET)

サーモグラフィーを使って熱を測定したところ、iPhone 15 Pro Maxは華氏107.1度(摂氏41度)まで熱くなった。これは、他のiPhoneやAndroidスマートフォンよりもはるかに高温で、私のテストでは通常、急速充電時の最大温度は85度(摂氏29度)から95度(摂氏35度)だった。同じ条件でテストした他のスマートフォンで最も高温になったのは、SamsungのGalaxy Fold 5で、華氏98.7度(摂氏37度)まで上昇した。

iOS 17.0.3のアップデートをダウンロードし、iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxのテスト用ユニットの電力を消耗させた。今回は、触ってわずかに温かくなる程度で、華氏93.8度(摂氏34度)以上になることはなかった。これはiOS 17.0.3以前、35Wの充電器で急速充電した場合、2つのiPhone 15 Proモデルが常に華氏100度(摂氏37.7度)を超えていたのと比べると大きな改善だ。

Appleは更にiOS 17.1アップデートでiPhone 15 Proのパフォーマンスをさらに向上させ、問題を引き起こしているバグを修正する予定だという。これにより、サーマルスロットリングが早期に発生し、パフォーマンスを維持できない問題が修正されることも期待される。


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