iPhone 15 Pro Maxは、前モデルからの大きな変化としてUSB-Cポートが備えられ、わずかに大きなバッテリーを搭載しているが、こと充電速度に関しては、iPhone 15 Proモデルは、前モデルから目立った変更はないようだ。
中国のChargerLABが行ったテストによって、iPhone 15 Pro Maxに対し、様々な出力の充電器での充電が試みられたが、結果としてiPhone 15 Pro Maxでは、充電時の電力は最大25.5Wに制限されているようだ。この最大対応ワット数はiPhone 14 Pro Maxと同じで、USB-Cポートの搭載によって最大充電スループットの向上が期待されていた分、予想外かも知れない。もしかしたらAppleはバッテリーの劣化速度を遅くしたいからあえて入力を抑えているのかも知れない。
テストでは、20Wの充電器から、MacBook Proのバッテリーを充電するのに使われる140Wのものまで、多数のApple公式充電器が用いられた。iPhone 15 Pro Maxはこれら全てに対応していたにもかかわらず、その充電ワット数は25.5Wがピークだった。
テストでは、iPhone 15 Pro Maxは、ほぼすべてのサードパーティ製のUSB-PD充電器と互換性があることも示され、Lenovo thinkplus 65W充電器では、26.2Wと最大のワット数を記録した。さらに3つの充電器が26W以上の充電レベルを記録したが、ここから大きく伸びることはなかった。
だが、このAppleの選択は賢明だったかも知れない。これ以上に大きな電力で充電した場合、その発熱が大きくなることが予想され、現在オーバーヒート問題で大きな話題を呼んでいるiPhone 15 Proモデルに深刻なダメージを与える可能性があるからだ。
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