IntelのデスクトップCPUロードマップがリーク、デスクトップ向けMeteor Lakeは2024年以降の登場か

masapoco
投稿日
2022年12月9日 9:10
Meteor Lake Tile

Intelが来週ウェビナーを行い、クライアントPCプラットフォームのロードマップを明らかにする事を発表しているが、正式な発表を前にそのウェビナーで用いられると見られるスライドがリークされた。内容は、2023年のデスクトップ向けのRaptor Lake-S Refreshプロセッサや、来期のハイエンドデスクトップやワークステーションに対応するSapphire Rapids-64L/112L CPUなどを網羅したものとなっている。

デスクトップ向け「Meteor Lake」は2023年の発売はなし

リークされたロードマップによると、Intelは2023年中にはデスクトップ向け「Meteor Lake」プロセッサを投入する予定がないようだ。デスクトップ向けのRaptor Lakeは、2023年後半にリフレッシュされ、引き続きエントリーレベルのワークステーションや、エンスージアスト、メインストリームユーザー、商用デスクトップPC向けのデスクトップCPUとして使い続けられる。

ロードマップからRaptor Lake Refreshプロセッサの仕様や、既存製品からの改善点は分からないが、これまでの経緯を考えると、クロック周波数の向上、電力供給の強化やアルゴリズムの変更など、細かい改善点が搭載されると予想される。

待望のマルチタイプ設計への移行となる「Meteor Lake」については、2023年にはモバイルプラットフォームでの登場の可能性がまだ残っているが、デスクトップでの発売は2024年以降になりそうだ。

IntelのRaptor Lake-S Refreshは、引き続きZ790、W680、Q670、および各種の700シリーズチップセットに対応する。ただし、これらの新しいパーツが既存のマザーボード(600シリーズチップセットを搭載したものを含む)と互換性を持つかどうかについては不明である。

2023年前半にはXeonの新製品が発売

リークによると、Intelはデスクトップワークステーション向けのXeon W-2400(Sapphire Rapids-64L)とXeon W-3400(Sapphire Rapids-112L)の提供を2023年第1四半期に投入する予定だ。どうやらIntelは実質的にHEDT製品のラインナップを放棄し、Xeonブランドの製品およびプラットフォームでこの市場に対処しようとしているようである。

Xeon W-2400とXeon W-3400シリーズの両プロセッサは、LGA4677パッケージで、Intel W790チップセットをベースにしたマザーボードを使用することになる。

CPUの特徴としては、Intel Xeon W-2400は、最大24個の高性能コア、64本のPCIe 5.0レーン、ECC付き最大2TBのDDR5メモリをサポートするクアッドチャネルDDR5メモリサブシステム、および最大225Wのプロセッサベース電力(PBP)が提供される予定。

Xeon W-3400プロセッサは、最大56の高性能コア、112のPCIe 5.0レーン、最大4TBのECCメモリをサポートするオクタチャネルDDR5メモリサブシステム、および最大350WのPBPとなる。

周波数に関しては、すべてのSapphire Rapids-WS CPUのベースクロックはかなり低い(SKUによって1.90GHzから3.20GHz)が、ターボクロック周波数はほとんどの場合4GHzを超える。実際のクロックは冷却システムと電力制限に依存するため、これらのCPUが実際にどの程度の速度になるかはこれから判明する。Xeon W-2400/W-3400の多くは倍率がアンロックされ、オーバークロックが可能なので、これらのプロセッサを限界まで使いたい人はそうした機会を得ることができるだろう。一方、メモリはオーバークロックされないようだ。

Xeon W-2400/W-3400プロセッサは、ワークステーション級のRAS(Reliability, Availability, Serviceability)機能をすべてサポートし、VROC(Virtual RAID on CPU)8.0 やVMD(Intel Volume Management Device)3.04 といった機能にも対応する予定である。

Intelの新しいワークステーション・プラットフォームは、コア数の増加、全く新しいCPUマイクロアーキテクチャ、PCIe 5.0、DDR5サポートに加えて、W790チップセットによる比較的包括的で最新のI/O機能を備えている。新しい W790 コアロジックは、最大 16 PCle 4.0 レーン、最大 12 PCle 3.0 レーン、最大 8 SATA ポート、最大 5 USB 3.2 Gen2x2 接続、および最大 10 USB 3.2 Gen2 ポートを提供する。また、このチップは、Wi-Fi 6E機能を統合し、2つの2.5GbE PHYコントローラをサポートする予定だ。さらに、W790はデスクトップPC向けに設計されているため、HD AudioやMIPI SoundWareなど、クライアントPC向けの機能も搭載される予定だ。

ただし、W790チップセットは、PCIe 5.0、Thunderbolt 3/4、USB 4/4.1をはサポートしない。しかし、8本のDMI Gen4レーンでホストCPUと接続することを考えると、すでにかなりの帯域幅を必要とするインターフェイスを搭載しているチップセットだけに、I/O性能を最大限に確保するための論理的な動きといえるかもしれない。

Intelは、サーバーグレードの第4世代Xeonスケーラブルプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ(Sapphire Rapids-SP)プロセッサを最大2個までサポートするEagle Streamプラットフォームの利用を提案している。2つのCPUを搭載した場合、このプラットフォームは、Hyper-Threadingによる最大112の高性能コア、160のPCIe 5.0レーン、および1箱あたり最大8TBの16チャネルDDR5メモリを提供することになる。なお、このプラットフォームでは、もちろんSapphire Rapids-WSに搭載されているRASやリモート管理機能はすべて提供されるが、オーバークロック機能は提供されない。

Eagle Streamワークステーションは、最高の処理能力を提供する一方で、最新のI/O機能をサポートしないサーバーグレードのC741チップセットに依存することになる。DellやLenovoといったワークステーションメーカーは、Sapphire Rapids-SPベースのマシンに多数の追加コントローラを搭載して、チップセットの貧弱さを補うだろうから、完成品を手に入れる人にとっては問題ないのかもしれない。

Intelの2023年の計画のうち、デスクトップ部分については多かれ少なかれ明らかになったが、同社が来週開催する投資家向けに開催するイベントでは、更にいくつかの事柄について言及されることになる。今後数年間に登場するMeteor Lake、Arrow Lake、Lunar LakeといったCPUに加え、ディスクリートグラフィックス、USB 4.1ベースの次世代Thunderbolt、Wi-Fi 7、その他、同社のプラットフォームをライバル企業よりも魅力的にするための計画について語られる可能性がある。



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