Intelは、2023年9月19日と20日にカリフォルニア州サンノゼのサンノゼ・コンベンション・センターで開催されるイベント「Innovation」で、コードネーム「Meteor Lake」と呼ばれるクライアントPC向けプロセッサー、データセンター向けプロセッサー「Emerald Rapids」、クライアントPC向けロードマップの詳細を発表する予定であることが、同イベントのアジェンダから明らかになった。
Intelは、「Intel Client Hardware Roadmap and the Rise of AI」セッションで、コードネーム「Meteor Lake」と呼ばれる15年ぶりにリブランドを果たした待望の「Intel Core Ultra」プロセッサーを含む「最新のクライアント・ハードウェア・プラットフォーム」の詳細を明らかにし、参加者に将来のロードマップを垣間見せる予定だ。同社はまた、同イベントで「AIのための大胆なビジョン」を発表する予定であり、同社がソフトウェアについて語ることを期待している。
IntelがデスクトップおよびノートPC向けのMeteor Lake CPUの実際のラインナップを会場で仕様とともに発表するかどうかは不明だが、同社がクライアントPC向けの将来のプロセッサの性能について、既存の製品と比較してもう少し詳細を明らかにすると期待するのは妥当だろう。Intelは前回の決算説明会で、新チップは今四半期に発売されると述べていたため、Meteor Lakeの発売スケジュールはそれほど驚くものではない。
別のセッションでIntelは、コードネーム「Sapphire Rapids」と「Emerald Rapids」と呼ばれる第4世代と第5世代のXeonスケーラブル・プロセッサが、ビジネスや運用上の課題をどのように解決するかについて話す予定だ。このセッションは、ソフトウェア開発者が最新のIntelXeonプロセッサーの機能を活用できるように、「最適化されたソリューションやインスタンス、幅広いソフトウェアツールやサポートリソースを紹介する」ものである。
Intelが、2024年に発表予定のEmerald Rapidsプロセッサーの仕様を明らかにすることはないと思われるが、同社が参加者に今後登場するものを体験してもらうことは論理的なことだろう。
コア数やマイクロアーキテクチャの革新とは別に、IntelはAdvanced Matrix Extensions、内蔵のData Streaming Accelerator (DSA)、In-Memory Analytics Accelerator (IAA)、QuickAssist Technology (QAT)をSapphire RapidsとEmerald Rapids CPUの重要な特徴とみなしている。とはいえ、Intelが発表会でこれらの技術革新に焦点を当てる可能性は高い。
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