ハイテク業界の最上位に位置するGoogleのオフィスならば、さぞ快適な通信環境が整えられていると考えるのが普通だ。だが、Reutersの報道によれば、カリフォルニア州マウンテンビューのGoogleベイビューキャンパスで働く社員達の大きな悩みは、Wi-Fi接続の酷い不安定さだという。
この問題に詳しい6人の関係者によると、社内Wi-Fiが使い物にならないため、デスクでノートパソコンをイーサネットケーブルに差し込んだり、スマートフォンのテザリング機能を使ったりしなければならなかったという。中には、より良い接続を見つけるために、併設のカフェで仕事をしたり、外を散歩したりするよう上司に言われた者もいたという程だ。Googleとしても、より強力なWi-Fiチップを搭載した新しいノートパソコンを一部のスタッフに支給するなどの対処を行っていると言う。
ベイビューキャンパスは、Googleがすべてを設計・建設した最初のキャンパスである。同社は、最も優先度の高いAIプロジェクトに携わるスタッフの本部として、ここを使用している。このビルに配属されたあるAIエンジニアは、信頼性の低いWi-Fiが、週3日オフィスに労働者を戻そうとするGoogleの試みを妨害していると述べている。
Googleは、ベイビューでWi-Fiの「接続性の問題」が発生していることを確認し、この問題に対処するためにいくつかの改善を行った。同社は、数週間以内に修正できることを望んでいる。
GoogleはWi-Fi問題の原因を公にはしていないが、作業員たちは、60万平方メートルのビル全体を覆う「龍の鱗のような」ソーラーパネルの波型の屋根がWi-Fi信号を妨害しているためだと主張している。
ベイビューには、7つのカフェを提供する2つのキッチン、有害物質を含まない資材など、フルタイムのリモートワークからオフィスワークへの移行が従業員にとって苦痛にならないよう配慮されたアメニティが多数用意されているが、まさかWi-Fiが不安定で使い物にならないとは、Googleも想像していなかった事だろう。
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