GoogleのAIチャットボット「Bard」がYouTube動画の内容を理解し関連情報を回答できる様に進化

masapoco
投稿日
2023年11月23日 10:54
Google IO Bard Keyword Header Op.width 1600.format webp

GoogleのAIアシスタント「Bard」は、YouTube動画コンテンツの理解を一層深める重要なアップデートを受けた。これにより、Bardは動画の詳細な内容を解析し、ユーザーからの具体的な質問に対してより精度の高い回答を提供できるようになるとのことだ。まだ日本での展開はアナウンスされていないが、順次行われると見られる。

例えば、料理のレシピ動画を見ている際に、「このレシピで必要な卵の数は?」といった具体的な質問に対して、Bardが正確な回答を提供することが可能になる。また、DIY修理の動画で使用されている特定の工具や、旅行動画の撮影地に関する質問にも対応できるという。

このアップデートは、ユーザーがYouTube動画とのより深い関わり合いを求めていることに応えるものだ。YouTubeによれば、「Bardを通じて、動画コンテンツに関する『より豊かな会話』を楽しむことができるようになる」という。

利用方法は簡単で、Bardのウェブポータルにアクセスし、YouTube拡張機能を有効にするだけである。これにより、動画コンテンツの理解という新たな領域において、AIの可能性がさらに広がる。

この技術の進化は、教育、エンターテインメント、プロフェッショナルな分野での応用が期待されている。特に、教育分野では、動画を用いた学習体験がより豊かになることが予想される。また、エンターテインメント分野では、映画やドラマの詳細な分析や視聴者の好みに基づいた推薦が可能になるかもしれない。

ただし、問題点も指摘されている。例えば、料理動画でそのレシピをウェブサイトに有料で掲載しているケースがあった場合、視聴者は動画を繰り返し再生することで、内容を把握し、動画制作者としては再生数が稼げるというWin-Winの関係があった場合、Bardを使用してレシピを得ることで、動画再生を好き婦して広告費が発生しないと言う可能性が起きる。これは視聴者にとっては便利だが、コンテンツクリエイターからは不評だろう。

とはいえ、Google Bardのこの最新アップデートは、AI技術の進化とともに、私たちの情報の取り扱い方に大きな変化をもたらす可能性を秘めている。今後の展開を見守りたい。


Sources



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • 20211019AppleHQ w1280
    次の記事

    Apple CEO、“非常に詳細な後継者計画”について明かす

    2023年11月23日 11:29
  • 前の記事

    Tesla、EVスポーツカー「Roadster」の設計などをオープンソース化し資料を全面公開

    2023年11月23日 10:00
    roadster

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • openai

    OpenAI、15秒の音声サンプルから感情豊かで自然な音声を合成できる「Voice Engine」を発表

  • a04c35e8e555c1cc7ae1d6a5f3159856

    MicrosoftとOpenAI、1000億ドル以上をかけて超人的AI開発のためのスーパーコンピューター「Stargate」を開発する計画

  • Sam Altman TechCrunch SF 2019 Day 2 Oct 3 cropped cropped

    ベンチャーキャピタリスト、OpenAIのSam Altman氏を“誇大妄想的”と非難

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

今読まれている記事