Googleのスマートウォッチ「Pixel Watch」には心拍数、酸素飽和度、体温センサーが搭載されるとの噂

masapoco
投稿日 2022年4月27日 10:38

先日実機の写真がリークされた、Googleが開発しているとされる新型スマートウォッチ「Piexel Watch」だが、その実機と、Googleが買収したヘルスケア企業のFitbitが開発したスマートウォッチを見比べてみたところ、センサー類に奇妙な類似点が見られた事から、Pixel Watchの搭載センサーについて推測が行われている。

この記事の要点
  • Pixel Watchの搭載するセンサー類がFitbit Charge 5およびLuxeと非常に似ていた
  • Fitbitに搭載されているセンサーは、心拍数、酸素飽和度(SpO2)、体温の測定が可能
  • FitbitはGoogleの子会社である事から、コンポーネントの流用はコスト削減の面からも可能性が高い

Pixel Watchの搭載するセンサー類とFitbit製品とに類似点が見られた

先日、都合良くレストランに置き忘れられたことで判明した、Googleの新しいスマートウォッチ「Pixel Watch」だが、機能的なことについてはまだ判明していないことが多い。今回、そのヘルス機能に関する1つの手がかりとして、Googleが買収したFitbitの製品との類似点が発見された。

Pixel Watchの裏面に搭載されているセンサーは、4つの穴で構成されている。左から2番目の長方形は白色で、下部に2つの正方形があり、他の3つよりもわずかに幅が狭くなっている。この構成は、Fitbitが最新のフィットネストラッカーに採用しているセンサーと同じだ。

Charge 5とLuxeは、光学式心拍計、血中酸素飽和度(SpO2)監視用の赤色および赤外線センサー、夜間の皮膚追跡用の温度センサーを搭載している。これにより24時間365日の心拍数の追跡と変動、有酸素運動フィットネスレベル(VO2max)などの機能を可能にしている。

また、中央のセンサーを囲む銀色の半円は、心電図(ECG)のために心臓の電気的インパルスを読み取るために必要なバッククリスタル電極である可能性がある。心電図を計測する場合、他のスマートウォッチではケース上の別の場所に設けたセンサーに皮膚を接触させなければならないため、第2のセンサーは、リューズやその近くのボタンである可能性がある。

もしGoogleがFitbitのセンサーをPixel Watchに再利用しているとしたら、コスト削減につながる可能性がある。Fitbitを買収した成果が早速出てくるわけだ。

週末にリークされたPixel Watchのハードウェアは最終版に近いように思えるが、Fitbitのセンサーがそのプロトタイプに試験的に使われただけという可能性もある。とはいえ、GoogleとFitbitの間でコンポーネントの再利用が行われることは、非常に理にかなっていると言えるだろう。



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