Fitbitは、過熱して人を火傷させるリスクがあるため、フィットネス追跡スマートウォッチの1つをリコールすると発表した。
Fitbit: Ionicスマートウォッチのリコール
Alphabet傘下のFitbitは、同社販売の「Fitbit Ionic」に関して、バッテリーの過熱により火傷をする恐れがあるとのことで自主回収することを発表している。
このプログラムにより、デバイスを購入した人に299ドル(およそ34,000円)の払い戻しと交換製品の割引が提供されるとのこと。回収プログラムはこちらから。
Fitbit Ionicは2017年から2020年の間に製造されており、その他の製品は今回のリコールの影響は受けないとのこと。
所有するIonicが正常に稼働していても、使用を中止して返金を申し込むようFitbitはユーザーに呼びかけている。
日本語のヘルプページには、自分が所持しているFitbitのスマートウォッチがIonicかどうか確認する方法などのFAQが掲載されている。
米国消費者製品安全委員会(CPSC)によると、Fitbitは、Ionicのバッテリー過熱に関する170件以上の報告を受けており、その中で過熱したバッテリーによる3段階中最も重い3度の火傷が2件、その他の火傷78件の報告を受けている。
3度の火傷は、皮膚を破壊し、下にある組織に損傷を与える可能性のある重度の火傷となり、植皮が必要になるレベルであることから深刻さが分かるだろう。
CPSCは、国際的に40人の火傷を認識していると述べた。
Fitbitは声明の中で、「顧客の安全は常にFitbitの最優先事項であり、十分な注意を払って、FitbitIonicスマートウォッチを自主的にリコールしています」と述べている。。
時計の過熱に関する報告数は「販売台数の0.01%未満」であるとのこと。
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