度重なるリークを経て、DJIは、アマチュアや初めてドローン空撮を初めて見たい人をターゲットにした、オリジナルのDJI Mini 3 Proドローンからいくつかの機能を省き、手に入りやすいバージョンの「DJI Mini 3」を正式に発表した。
DJI Mini 3は本日より購入可能で、DJI RC-N1(ディスプレイなし)コントローラーと組み合わせた場合は79,750円、DJI RC(ディスプレイ付き)コントローラーと組み合わせた場合は97,570円となっている。また、Mini 3ドローン、DJI RC-N1 Remote Controller、ショルダーバッグ、2ウェイ充電ハブ、予備のインテリジェント・フライト・バッテリー2個をセットにしたDJI Mini 3 Fly Moreコンボ Plusも132,990円で販売されている。
また、DJI Mini 3は、2023年1月上旬にドローンのみ(コントローラーや充電器を含まない)も65,120円で発売する予定で、ウェイティングリストへの登録が可能となっている。ちなみに、上位機種のMini 3 Proは、DJI RC-N1コントローラーと組み合わせた場合、116,380円からとなる。
DJI Mini 3は、Mini 3 Proと同じく249gで、バッグやポケットに簡単に収まるように設計されている。米国では、登録なしで飛ばせる重量であり魅力的なようだが、日本では100g以上のドローンは法規制の対象となるためここら辺はあまり訴求ポイントにはならないだろう。ただ、Mini 3は、コンパクトなサイズにもかかわらず、最大10.7m/sの風に対応する事が出来、突風の多い環境でのホバリングや安定した映像を撮影することが可能だ。
DJI Mini 3の1/1.3インチカメラセンサーは、HDRで4K / 30fpsのビデオ撮影、48MPから12MPのサイズの写真撮影が可能となっている。180度の視野角、ワイド、スフィアパノラマ撮影モードがあり、デジタルズームは4K / 30fpsで2倍、1080pで4倍、12MP画像で2倍撮影が可能だ。また、DJIの自動撮影モード「Quickshots」を搭載しており、あらかじめプログラムされた飛行経路や撮影経路を利用できるほか、DJI O2デジタルビデオ伝送により、最大10kmの距離から720p / 30fpsのライブ映像を配信することが可能となっている。
DJI Mini 3は、標準のインテリジェント・フライト・バッテリーで最大38分、インテリジェント・フライト・バッテリー・プラスで最大51分の飛行時間を実現する。また、Mini 3は、自動離陸やRTH(Return to Home)などの自動飛行機能も搭載している。RTHには、Smart RTH、Low Battery RTH、Failsafe RTHなどの自動飛行設定があり、信号の切断やバッテリー残量低下などの問題が検出されると、ドローンが出発地点に戻るように指示する。また、DJI Mini 3は、GNSSナビゲーションとポジショニング、下方ビジョンシステム、赤外線センシングを組み合わせ、ホバリングの安定性を向上させている。
Mini 3 Proに搭載されているような障害物検知センサーはMini 3には搭載されていないが、狭い場所でも安全に飛行できるよう、便利な360度プロップガードをオプションで追加することも可能だ。
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