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コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)を提供するCloudflareが発表した2023年のインターネットトラフィックに関するレポートによると、今年の全世界のインターネットトラフィックは前年比で25%増加したという。この増加は、より多くのデバイスが接続され、ウェブサイト、アプリケーション、サービスの利用が拡大していることを示すものだ。

クラウドフレアのネットワークは120カ国以上に及び、平均して毎秒5000万以上のHTTP/HTTPSリクエストを処理している。このデータは、2020年に開始されたCloudflare Radarサービスを通じて、自社ネットワーク上のトラフィックと利用傾向を監視することで得られている。

Googleは2022年に続き最も訪問されたウェブサイトとしての地位を堅持した。これは、幅広いサービス・ポートフォリオとAndroid OSの人気にもよるものだ。

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(Credit: Cloudflare)

ランキングの1位から10位は昨年とほとんど差はなく、年間を通しても1位Google、2位Facebookは変化がなく、Appleが3位と4位をTikTokと争ったりするくらいで、大きな変動はない。ただし、X(旧Twitter)がついに10位から外れたとのことだ。

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インターネットサービスをカテゴリー別に分類すると、今年はトレンドを反映して「生成AI」カテゴリが新設された。生成AIでの1番人気はもちろんChatGPTの「OpenAI」で、2位に「Character.ai」が続く。そして3位はパラフレージングツールの「Quillbot」だ。ニュースサービスではGloboがBBCを抑えてトップに立った。メッセージングサービスではWhatsAppは最も人気があり、ゲームサービスの1位はRobloxで、はXbox Liveを上回る人気があった。

地域的なトレンドとしては、ラマダンの終わりを祝うイスラム諸国でのトラフィックの減少や、モーリタニアでの政府によるシャットダウンが発生した際のトラフィックの変動が観察された。

モバイルデバイスからのトラフィックに関しては、2/3以上がAndroidベースのデバイスからのもので、アフリカ、オセアニア/アジア、南アメリカの一部の国々では90%以上に上る。一方、AppleのiOSを搭載したデバイスからのトラフィックはどこでも70%を超えることはないが、デンマーク、オーストラリア、日本、カナダなどの高所得国では50%を超えることがある。

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(Credit: Cloudflare)

Cloudflareによると、意外なことに全世界のインターネットトラフィックの平均58%はデスクトップデバイスから発生しており、未だモバイルデバイスが逆転するには至っていないようだ。だが、今年80以上の国・地域でモバイル・デバイスからのトラフィックが過半数を占めることも判明している。モバイルトラフィックが多いのは、主に中東/アフリカ、アジア太平洋、南/中央アメリカ地域に位置する国々だ。皮肉なことに、スマートフォンの先駆者であるフィンランドでは、インターネットトラフィックの80%がデスクトップデバイスからのものである。

Starlinkも注目すべき点があり、今年のトラフィックは昨年比3倍以上に増加し、サービスが活性化された地域では急速な成長が見られたとのことだ。特にブラジルでは17倍以上に増加したという。

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(Credit: Cloudflare)

IPv6の採用に関しては、2012年の「世界IPv6開始日」以来、Cloudflareのネットワークを通じたトラフィックの33.75%に達しており、IPv4リクエストは依然として66.25%を占めている。

インターネット速度に関しては、意外な国々が高速を記録している。アイスランドが平均ダウンロード速度282.5Mbps、平均アップロード速度179.9Mbps、最低平均遅延9.6msでトップに立ち、他にも高速な国として韓国やスペイン、ハンガリー、チリが挙げられている。日本はダウンロード速度では10位圏外、アップロード速度ではチリに次いで7位に付けている。

Webテクノロジーで意外なのは、Microsoft AdvertisingがGoogle Publisher TagやGoogle Adsenseを抑えて最も人気の高いWeb広告サービスとしてシェアを獲得している事が報告されている。アナリティクスサービスで最も人気になのはやはり「Google Analytics」だ。CMSでは「WordPress」が53.3%と圧倒的なシェアを誇り、プログラミング言語では「PHP」が1位で54.7%を占めている。

また、レポートによると、ボットトラフィックの33.2%がアメリカ合衆国から発生しており、これには必ずしも悪意のあるソースではない非人間的なインターネットトラフィックが含まれている。次いで多いのはドイツで8%で、他の国々はそれほど大きな割合を占めていない。


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