Bloombergの報道によると、中国の多国籍テクノロジー企業であるBaiduは、人気のチャットボットChatGPTの独自バージョンを展開する可能性があるとのことだ。
事情に詳しい関係者によると、Baiduは3月に、まだ名前の決まっていないそのチャットボットをローンチする予定であり、さらに、Baiduの主要な検索サービスにも統合されるため、ユーザーは近いうちにChatGPTに似た会話形式の検索結果インターフェースを利用できるようになるかも知れない。
Baiduはまた、同社が数年前から開発している大規模なAIモデルであるErnieシステムに数十億ドルを投資したと伝えられている。これは、同社のChatGPTのようなプラットフォームの基礎となるものだ。
ChatGPTは、人工知能(AI)を搭載した自然言語処理ツールで、プロンプトに対して会話形式で応答することができます。このツールは、質問に答えるだけではなく、コンテンツの生成やコードの記述などの作業を支援することも出来るのだ。昨年11月のサービス開始以来、100万人以上のユーザーを獲得している。
今月初めには、MicrosoftがBing検索エンジンにChatGPTを統合し、その機能を強化することを検討していることが報じられた。また、同社は最近、ChatGPTの生みの親であるOpenAIに数十億ドルの追加投資を行い、パートナーシップを強化したと伝えられている。
ChatGPTの台頭は検索エンジン大手のGoogleが危機感を抱く程であり、The New York Timesによると、同社は自社のビジネスが脅かされるとして、社内に「コードレッド(緊急事態宣言)」を発令し、数年ぶりに創業者らにアドバイスを要請する程の事態となっている。同社は今年、AIを搭載したバージョンのGoogle検索など、20以上のAI関連プロジェクトを導入すると言われている。
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