AppleがWWDC 2022にてM2搭載新型MacBook Airと共にサラッと発表した「35WデュアルUSB-Cポート搭載コンパクト電源アダプタ」は先週金曜日から注文可能となったが、早速分解され動画が公開されている。
動画によると、Appleの新しい35WデュアルUSB-Cポートコンパクト電源アダプタは、量産時に地域に合わせた部品に簡単に交換できる特殊なデザインであることが、分解による内部解析によって明らかになった。
アダプターを電気のこぎりでカットすることでやっと中を見ることが出来たようだ。プラスチックの筐体にはプリント基板を固定するためのモジュールで覆われており、プリント基板には固定用のクリップが付いているようだ。また、サーマルパッドも貼り付けてあり、負荷がかかったときにアダプターを冷却するのに役立っている。ただし、サーマルパッドは剥がすことが難しいくらいしっかり固定されている。
内部はほぼ左右対称に部品が配置され、各ポートに同一のスイッチング電源回路を搭載している。1台のデバイスを接続した場合は、両方の回路を並列に接続して最大35Wを供給するが、接続するデバイスによって電力を調整して供給する事も出来る様になっている。
AC入力ソケットは、一対の金属板を使用したデザインで、アダプターに取り付けられた部品は、大量生産時に出荷する地域ごとに簡単に交換することが出来る様になっているという。
ChargerLabは、このデュアルポートアダプタのデザインは、外観も内部も「従来のAppleの充電器とは全く異なる」と分析している。
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