Appleは、3月9日(日本時間)3時より行われたスペシャルイベント「Peek Performance」において、これまで同社最高性能だった「M1 Max」のおよそ2倍の性能を誇る「M1 Ultra」を発表した。同日発表された「Mac Studio」に搭載される。
M1 Max2つを1つに統合した「M1 Ultra」
これまでのPCでは、CPU2つを搭載する場合はマザーボードを介することがほとんどだった。だが、その場合は転送速度がボトルネックになるという。
![2022 03 09 65](https://texal.jp/wp-content/uploads/2022/03/2022-03-09-65-150x150.jpg)
それを解決するために、実はM1 Maxにはこれまで公開されてこなかった秘密の機能が搭載されているとのこと。
![2022 03 09 68](https://texal.jp/wp-content/uploads/2022/03/2022-03-09-68-150x150.jpg)
その秘密とは、「ダイツーダイインターコネクトテクノロジー」と呼ばれる機能だ。
![2022 03 09 69](https://texal.jp/wp-content/uploads/2022/03/2022-03-09-69-150x150.jpg)
これは、マザーボードを介することなく、直接2つのダイを接続することが出来る機能で、これにより驚異的なパフォーマンスを実現しているとのことだ。
![chips join](https://texal.jp/wp-content/uploads/2022/03/chips-join.jpg)
この技術は「UltraFusion」と呼ばれる。
![2022 03 09 74](https://texal.jp/wp-content/uploads/2022/03/2022-03-09-74-150x150.jpg)
まさに、M1 Maxを2つ直接つなげてしまったものが「M1 Ultra」だとのことだ。
![m1 chip family](https://texal.jp/wp-content/uploads/2022/03/m1-chip-family-1200x661.jpg)
これにより、メモリ帯域幅は驚異の800GB/sになっている。これは一般的なデスクトップPCの10倍以上の速度だ。また、ユニファイドメモリも最大128GBと、現状最高性能だったMacBook Proの2倍の搭載量が可能になっている。
また、ソフトウェアからは1チップと認識されるので、改めてコードを書き直す必要がないことも大きなメリットとなる。
![2022 03 09 192](https://texal.jp/wp-content/uploads/2022/03/2022-03-09-192-150x150.jpg)
20コアCPU。最大64コアのGPU 32コアのニューラルエンジンを搭載
![2022 03 09 94](https://texal.jp/wp-content/uploads/2022/03/2022-03-09-94-150x150.jpg)
M1 Ultraは、Windowsデスクトップパソコンで最速の16コアチップと比べて、同じ消費電力枠で最大90パーセント高いパフォーマンスを発揮。さらに100ワットも少ない消費電力で、Windowsパソコン用チップのピークパフォーマンスを発揮する。
![cpu graph 2 u4qjupuwzbm6 large 2x](https://texal.jp/wp-content/uploads/2022/03/cpu_graph_2__u4qjupuwzbm6_large_2x-1200x616.jpg)
M1 Ultraは、市販されている最もハイエンドのGPUより200ワットも少ない消費電力で、一段と高速のピークパフォーマンスを発揮する。
![cpu graph 4](https://texal.jp/wp-content/uploads/2022/03/cpu-graph-4-1200x675.png)
Source
- Apple: Apple Event
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