Geekbench 5データベース内で、AMD Ryzen 9 7950X3D 3D V-Cache CPUの非公式なベンチマークがリークされ、その性能の一端が明らかになった。
AMD Ryzen 9 7950X3Dは、先月発表され、64MBの3D V-Cacheを搭載した16コア32スレッドの次期プロセッサーだ。これが、今回ASUS X670E Heroマザーボードでテストされ、速度は明らかでないが、32GBのDDR5メモリと組み合わせてテストされている。Geekbenchのデータでは、ベンチマーク中、CPUは5.1GHzから5.68GHzのクロックで動作していることがわかる。
X3Dシリーズは、Geekbenchなどの合成ベンチマークでは優れた結果を残すとは見られていなかった。実際に、同じように3D V-Cacheを搭載したZen 3採用の第一世代「5800X3D」の結果から、3D V-Cache搭載CPUの性能向上幅については予想がされていた。キャッシュ増加のメリットは、Geekbnechが単にテストしていないゲーミングワークロードにおいて光る物だからだ。
7950X3Dはシングルコアテストで2157点、マルチコアで21841点というスコアになっている。これはGeekbenchのV5バージョンなので、アップデートされたソフトウェアではスコアが異なる可能性がある。
7950Xと比較すると、マルチコアで5%、シングルコアで2%弱、スコアが低下している。7950Xの平均スコアは多くの結果に基づいているのに対して、7950X3Dは1回のテスト結果のみに基づいていることに注意する必要がある。したがって、これらは単純に比較できる結果ではない。さらに、メモリのスペックや、最新のBIOSが動作していたかどうかなど、何もわかっていない。だが、少なくともシングルコアに関しては、7950Xとほぼ同等の性能を有していると見て間違いないだろう。
そして、期待すべきはゲーミング性能であり、3D Markなどによるベンチマークテストの結果、X3Dシリーズが、我々の度肝を抜く結果を残してくれることを期待せずにはいられない。
Source
- Geekbench: ASUS System Product Name
- via Benchleaks
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