AMDは、少し前にうっかり公開してしまったうわさのノイズ抑制機能を追加し、OpenGLのパフォーマンスを最大92%向上させる最新のソフトウェア・ドライバーを公開した。
AMDがノイズ抑制技術に対応し、OpenGLのパフォーマンスを最大92%向上させた最新のソフトウェアドライバを正式に発表
AMDのノイズ抑制(ノイズ・サプレッション)テクノロジーは、少し前に誤ってAMD自身によって公開された後すぐに非公開になったが、本日このテクノロジーが搭載されたRadeonソフトウェア・ドライバを正式に発表し、これまでNVIDIAのRTX Voiceの独擅場だったこの領域に参戦した。
AMDノイズ・サプレッションは、周囲の環境からのバックグラウンド・オーディオ・ノイズを低減し、重要な会議に集中しているときでも、対戦型ゲームに没頭しているときでも、より明瞭で集中力の高い環境を提供します。リアルタイムのディープラーニング・アルゴリズムを使用してバックグラウンド・オーディオ・ノイズを低減するこの新機能は、あらゆるAMD搭載システムで入力デバイスと出力デバイスの両方に対応し、マイクや他のデバイスから取り込まれた不要なバックグラウンド・ノイズを除去します。
AMDノイズ・サプレッションを見つけるには、最新バージョンのAMDソフトウェアを使用していることを確認し、[設定]アイコンをクリックし、[オーディオ&ビデオ]タブに移動します。スライダーをクリックし、機能を有効にしたいデバイスに応じて、入力デバイスと出力デバイスのどちらか、または両方を選択します。そこから、ゲームやMicrosoft Teams、Discord、Slackなどのコミュニケーションアプリを開き、入力/出力に「AMD Streaming Audio Device」を選択すると、AMDノイズ・サプレッションを楽しむことができます。
AMD
AMDの「ノイズ・サプレッション」テクノロジーは、ユーザーが周囲の騒音を気にする事なくコミュニケーションできるようにすることを目的としている。これは、リアルタイムのAIまたはディープラーニング・アルゴリズムによって実現されるインテリジェント・オーディオ強化によって達成されているとのことだ。このテクノロジーでは、入力と出力ソースの双方でノイズの調整が可能になる。AMDの主な目標の1つは、その機能が広く活用されるようにすることであり、同社はノイズ・サプレッションをさまざまなアプリやゲームに機能させることを計画している。
AMDはビデオの中で、この技術は今すぐ利用可能であると述べている。同社は「ノイズ・サプレッション」技術を有効にするための詳細なガイドを提供する予定だが、いくつかの簡単なステップで設定できるようだ。
ノイズ・サプレッションに加えて、新しいソフトウェアドライバは、『マインクラフト』などのOpenGLタイトルで最大92%のパフォーマンスアップを実現している。AMDはマインクラフト以外のOpenGLタイトルについて言及していないが、あえて言及されていることから、新ドライバで最大のパフォーマンス向上を確認した唯一のケースである可能性もありそうだ。
さらに、AMDは、Radeon超解像技術の拡張と最適化を行い、Radeon RX 5000およびRX 6000シリーズ・ノートブックGPUで動作するようになった。また、Radeon Boost VRSのサポートリストに追加を行い、VALORANT、Elden Ring、Resident Evil Villageなどの最新タイトルを追加している。AMDの最新の22.7.1 Software Driversを入手するには、こちらの公式ドライバページでダウンロード可能だ。
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