AMDが現在開発中の次世代フラッグシップGPU「Radeon RX 7900」について、RDNA 3 アーキテクチャベースで開発されているコードネーム「Navi 31 GPU」の開発がソフトウェアの検証段階に入っていることが分かった。
この記事の要点
- AMDの次期フラッグシップグラフィックスカードに搭載される、コードネーム「Navi 31 GPU」がソフトウェア検証段階に入った
- これはタイミング的に、予想されている2022年第3四半期の発売というスケジュールが順調に進んでいることを示している
AMDの次世代MCMベースのRDNA3 Navi 31 GPUがChangelogで発見された
昨年の10月、AMD Navi 31 GPUがテープアウトされたとの報道があった。これは5ヶ月前になるが、新型コロナウイルス感染症のパンデミック以前では、AMDのGPUはテープアウトから大量出荷に至るまで8ヶ月というスケジュールで開発が進むのが常だった。
今回、Navi 31 GPUがChangelog(ソフトウェアの検証が開始されたことを示すもの)で発見されたことによって、Navi 31の開発はパンデミック以前の開発速度と同程度で進められていることが確認できた。
AMDの次世代RDNA 3アーキテクチャベースのRadeonは、最大7つのチップレットによって設計され、性能面、消費電力面でNVIDIAの次世代Ada Lovelaceチップを凌駕する物と言われている。
開発がこのまま順調に進めば、今年の発売は間違いなさそうだ。
AMD RDNA世代別GPUラインナップ
Radeonラインナップ | Radeon RX 5000 | Radeon RX 6000 | Radeon RX 7000 |
---|---|---|---|
GPUアーキテクチャ | RDNA 1 | RDNA 2 | RDNA 3 / RDNA 2 |
プロセスノード | 7nm | 7nm | 5nm / 6nm? |
GPUファミリー | Navi 1X | Navi 2X | Navi 3X |
フラッグシップGPU | 該当なし | Navi 21(5120 SP) | Navi 31(15360 SP) |
ハイエンドGPU | Navi 10(2560 SP) | Navi 22(2560 SP) | Navi 32(10240 SP) |
ミッドレンジGPU | Navi 12(2560 SP) | Navi 23(2048 SP) | Navi 33(5120 SP) |
エントリーGPU | Navi 14(1536 SP) | Navi 24(1024 SP) | Navi 34(2560 SP) |
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