Activisionはゲーム配信視聴者にオススメのゲームを提案しようとしている

masapoco
投稿日 2023年11月25日 7:49
game streaming

ゲーム配信(ゲーム実況)が、今や一大カテゴリに発展しているのは周知の事実だろう。中にはゲームをプレイせずに配信だけを楽しむ層も一定程度あるようだが、実際にプレイしている様子を見てそのゲームをプレイする事に繋がる事ももちろんあるだろう。

そして企業はこのゲーム配信を以下に収益化できるかを考えている。今回Activision Blizzardの申請していた特許(2023年7月に出願)から、同社がどのようにこれを実現しようとしているのかが垣間見える。

特許出願の中でActivision Blizzardは、「別個のビデオストリームまたは放送ビデオと同時にビデオゲームプレイを実際に統合し、効果を与え、または修正するためのシステムおよび方法は、まだ開示されていない」と、現状の問題点を指摘し、「より具体的には、ビデオストリームと同時に体験されるビデオゲームを文脈的に統合する必要がある」と、今回申請した特許が目指す目標について述べている。

同社の今回の特許では、このようなシステムがどのように作られるか、今後実現される可能性のあるユーザー・インターフェースを示す画像とともに提示している:

ユーザーは、推薦を受け入れるオプションをクリックすることで、推薦されたゲームに参加することを選ぶことができます。ユーザが推薦を受け入れることを決定した場合、ユーザは第2画面の「プレイ」ボタンをクリックする。実施形態において、オンラインインタラクティブマルチメディアゲームは、ユーザのクライアントデバイス上のインタラクティブインターフェース内でユーザに提示されます。

こうした特許がそのまま実現されない可能性も大いにあるため、参考程度に見ておくことも必要だろう。大手ハイテク企業やゲーム会社によって特許が出願されることはよくあるが、結局使われなかったり、他の製品に組み込まれたりするからだ。

こうしたゲーム配信視聴者にアプローチする方法としては、Microsoftが、現在閉鎖されているストリーミングアプリ「Mixer」で、ゲーム実況視聴のために、よりインタラクティブな要素を盛り込もうとしていたこともあった。これには、視聴者がゲーム実況者に新しい課題を追加する方法や、その他のインタラクティブな要素も含まれ、より主体的に視聴者が参加できる試みだった。


Sources



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • Intel Meteor Lake Arrow Lake Lunar Lake Hot Chips 34 35
    次の記事

    Intelの次世代Arrow Lakeは、XMXを搭載した新しい「Xe-LPG Plus」GPUアーキテクチャを採用

    2023年11月25日 10:29
  • 前の記事

    モバイルゲームの83%がリリース後3年以内に失敗することが判明

    2023年11月25日 7:09
    0fb510fbbc84ecb504d7c700ae8cee1e

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • play games pc open beta redesign

    Google、PCゲームの拡大やゲーム内“没入型広告”などの新たな取り組みを共有

  • rtx video super resolution full size scaled 1

    Microsoft、AMD、NVIDIAらが共同開発した「DirectSR」アップスケーリングテクノロジーがGDCで発表へ

  • microsoft

    Microsoft、Activision Blizzardの従業員を含む1900人をレイオフへ

  • palworld 02

    株式会社ポケモン、パルワールドに関して“パクり”調査を行う可能性を示唆

  • steam main back

    Valve、Steamにおける生成AIコンテンツを含むゲーム公開について新たなルールを発表

今読まれている記事