ゲーム配信(ゲーム実況)が、今や一大カテゴリに発展しているのは周知の事実だろう。中にはゲームをプレイせずに配信だけを楽しむ層も一定程度あるようだが、実際にプレイしている様子を見てそのゲームをプレイする事に繋がる事ももちろんあるだろう。
そして企業はこのゲーム配信を以下に収益化できるかを考えている。今回Activision Blizzardの申請していた特許(2023年7月に出願)から、同社がどのようにこれを実現しようとしているのかが垣間見える。
特許出願の中でActivision Blizzardは、「別個のビデオストリームまたは放送ビデオと同時にビデオゲームプレイを実際に統合し、効果を与え、または修正するためのシステムおよび方法は、まだ開示されていない」と、現状の問題点を指摘し、「より具体的には、ビデオストリームと同時に体験されるビデオゲームを文脈的に統合する必要がある」と、今回申請した特許が目指す目標について述べている。
同社の今回の特許では、このようなシステムがどのように作られるか、今後実現される可能性のあるユーザー・インターフェースを示す画像とともに提示している:
ユーザーは、推薦を受け入れるオプションをクリックすることで、推薦されたゲームに参加することを選ぶことができます。ユーザが推薦を受け入れることを決定した場合、ユーザは第2画面の「プレイ」ボタンをクリックする。実施形態において、オンラインインタラクティブマルチメディアゲームは、ユーザのクライアントデバイス上のインタラクティブインターフェース内でユーザに提示されます。
こうした特許がそのまま実現されない可能性も大いにあるため、参考程度に見ておくことも必要だろう。大手ハイテク企業やゲーム会社によって特許が出願されることはよくあるが、結局使われなかったり、他の製品に組み込まれたりするからだ。
こうしたゲーム配信視聴者にアプローチする方法としては、Microsoftが、現在閉鎖されているストリーミングアプリ「Mixer」で、ゲーム実況視聴のために、よりインタラクティブな要素を盛り込もうとしていたこともあった。これには、視聴者がゲーム実況者に新しい課題を追加する方法や、その他のインタラクティブな要素も含まれ、より主体的に視聴者が参加できる試みだった。
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