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ChatGPTの出現によってテック業界の様相は一年前とは全く異なっている。誰も彼もがAIへの投資を加熱させており、Apple、Google、Microsoftといった企業が、何らかの形でAIに取り組んでいることは明らかだ。そして今回、Samsungが自社で「超大型AIシステム」の開発に取り組んでいることが報じられた。これは、同社の研究部門が主導するプロジェクトである。

Samsungが大規模言語モデル(LLM)に取り組んでいることは、Appleや他の競争相手にとって警戒すべきサインであるかもしれない。Samsungは同社で利用可能な全てのGPUリソースを活用していると見られ、情報筋によれば、そのAIシステムは今年7月に初リリースとして公開される予定だという。この情報源はSamsungの取り組みがLLMに関連していると主張しており、SamsungがGoogleのBardやOpenAIのChatGPTのようなシステムに対抗しようとしている可能性を示唆している。

しかし、本稿執筆時点では、Samsungが取り組んでいる具体的な内容や、この新しい大規模言語モデルがどれほど強力になるのかについて詳細は不明である。しかしながら、Samsungが全ての利用可能なGPUリソースを使用していることを考えれば、それはある程度の形になって表れることだろう。これは、AppleがさらにAIに取り組む可能性を示している。Appleがここ最近、AIについてはそれほど積極的に語っていなかったことは注目に値するが、競合他社が熱心に取り組むならば、Appleもそれに続くべきであろう。

噂によれば、7月というそう遠くない時期に現れると言うことで、Samsungの次期大型言語モデルに関する詳細が明らかになることを期待している。One UIに組み込まれ、全体的なソフトウェア体験を向上させることになるかも知れない。加えて、Samsungは社内でのChatGPTの利用を禁止していることもあり、自社内のみで用いるためのクローズドなLLMを開発している可能性もありそうだ。


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