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台湾の情報誌DigiTimesによると、2022年末のDRAM市場は引き続き厳しい状況にあるようだ。同誌によると、DRAMのスポット価格は今年に入ってから40%も下落している。特に、DDR4およびDDR3メモリICのすべてのサイズのスポット価格は、2022年中に大幅な下落を記録している。中でも最新の8GB DDR5 RAMモジュールの契約価格が今年2月末から10月にかけて43%下落したという観測は、自作PCを作りにあたっては興味深いのではないだろうか。

業界の理想としては、AMDとIntelの最新プラットフォームのサポートにより、2022年にPC業界全体がDDR5システムメモリに移行しているはずだった。しかし、新しいCPUやマザーボードなどに加えて、新たなメモリまで追加するとなると、その支出はかなりものになる。最新世代のIntel CPUでは、AMDのように思い切ったことをせずに、DDR4及びDDR5をサポートしているため、一部のマザーボード・メーカーは、最新世代のIntel CPU向けに、DDR4またはDDR5をサポートする構成の同一のマザーボードを提供していた。

8ヶ月で8GB DDR5モジュールの契約価格が43%下落したことは印象的だが、実際の価格はどうだろうか。

価格コムのデータによると、例えばG.SkillのF5-5600J4040C16GX2-RS5Kなどは、2022年4月時点で49,700円だったものが、直近では22,530円と半額以下になっている。ただし、DDR4との価格差は依然として大きく、同容量ではDDR5は、やはりDDR4の2倍前後で推移しているようだ。

DRAM市場に話を戻すと、DigiTimesのレポートによると、この半導体ビジネスセグメントには、現在のところ回復の兆しが見えないという。現在、最も大きな影響を受けているのは、DRAMメーカーが過剰在庫を抱えていることと、デバイスメーカーが発注に慎重になっていることである。先月、MicronがDRAM(とNAND)の減産を行い、価格を押し上げようとしていることが報じられたが、あまり効果がないようだ。第3四半期、DRAMメーカーは四半期ベースで30%の減収を報告したが、2022年第4四半期の数字も芳しくないことは確かだろう。

DigiTimesによると、TLC NANDのウェハー価格は下落傾向が続いており、前四半期には20%も下がり、このチップの生産は不経済になり始めているという。しかし、SLC NANDの価格動向は、堅調なようだ。

上記のようなDRAMとNANDの価格動向は、消費者にとっては諸刃の剣だ。私たちは、小売店でより安価なRAMとフラッシュストレージを購入したいと考えるが、企業がその生産から持続可能な収入を得ることも必要だ。そうでなければ、企業は製造を停止し、最終的には極端な値上げに繋がる可能性もある。


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