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中国チップメーカーがIntel CPUに酷似したx86CPU「Powerstar」を発売、性能は国産チップの数倍以上

米国による制裁の影響で、最新半導体技術へのアクセスが制限されている中国は、その枷から逃れるために独自の道を歩み始めており、今回新たにこれまでの中国産チップの数倍の性能を誇るというx86チップを開発したことを報告している。

中国のチップメーカーPowerLeaderが、国内市場向けに同社の第1世代x86CPUとなる「Powerstar」の発売を発表した。現時点では仕様の詳細は明らかになっていない部分もあるが、PowerLeaderは第1世代のPowerstarチップについて、年間合計150万個の販売を見込んでいることを明言した。

同社が披露したのは、PL PSTAR P3「P3-01105」というコードネームのチップ外観と、定格3.7GHzで駆動することだ。チップのデザインとレイアウトから、IntelのLGA 1151/1200ソケットのチップによく似ている事が見て取れる。また、Core i3-10105と同様のコードネームとクロック周波数を持っている事から、Intelの第10世代CPUと完全に同じではないにせよ、似ている可能性がありそうだ。

China PowerLeader Powerstar x86 CPUs gigapixel standard scale 4 00x Custom
(左)PowerLeader PL PSTAR P3「P3-01105」チップ (右)Intel Core i3-10105

この奇妙な類似点は、PowerstarがIntel CPUを新しい名前でリブランディングしているものなのだろうか?それとも、その下に独自の技術があるのだろうか?詳細は不明だが、それは実際のチップやプラットフォームの詳細が共有されて初めて確認できることだろう。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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