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Bing、GPT-4の導入後アクセス数が16%の急増を記録、Googleは同期間に1%減となる

MicrosoftはGPT-4を利用した新しいBingのチャット機能を導入し、その結果、Bingの利用者数が急増している事が明らかになった。Reutersによると、Bingでは、新たなBingチャットの導入以降、ページ訪問数が15.8%増加したとのことだ。先日には、OpenAIとのパートナーシップの効果として、Bingが初めて1億人以上のデイリー・アクティブ・ユーザー数を獲得した事も報告されている

これは、Googleの検索市場支配に対抗するMicrosoftの戦略が効果を発揮していることを示している。Googleのユーザー数は同じ期間で約1%減少しており、その数はささいなものではない。アナリストのGil Luria氏は、Googleのユーザーの1-2%がBingに移行するだけでも、Microsoftにとって大きな利益になるだろうと述べている。また、BingとGoogleのモバイルアプリのダウンロード数でも顕著な変化が見られ、Bingは約8倍のダウンロード数を記録したが、Googleは約2%減少しているとのことだ。

もちろん、Googleも対抗策を講じている。最近、自社のジェネレーティブAIを搭載したチャットボット「Bard」のプレビューを米国と英国で公開し、将来的には検索やWorkspaceなどのGoogle製品に統合されることを示唆している。しかし、今のところ、Googleは明らかにかなり後れを取っているようだ。

AI技術を活用した新しいBingがGoogleにどれだけ対抗できるのか、今後の動向に注目が集まる。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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