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Unreal Engine 5.2プレビューリリース公開

(Credit: Epic Games)

Epic Gamesは、GDC 2023において、様々な発表を行ったが、その中でUnreal Engine 5の最新バージョンが紹介され、大きな話題となった。新たなUnreal Engine 5.2のデモでは、このエンジンの印象的な新機能であるfoliage-renderingprocedural worldbuildingなどの新機能が垣間見える物となっている。デモは以下の動画からご覧頂ける。

Unreal Engine 5の最初のデモは、岩だらけの不毛の大地だった。だが、Unreal Engine 5.2のデモでは、フォトリアリスティックなジャングルの中を、車両(Rivian R1T electric pickup truck)が進んでいく様子を見ることが出来る。つる植物から、トラックが乗り越える岩や水まで、Chaos物理エンジンのおかげで適切に反応している。

また、Epic Gamesは新しいマテリアルフレームワーク「Substrate(基板)」を公開しました。これによって、開発者はオブジェクトの材質を素早く簡単に入れ替えることができるようになる。デモでは、車の塗装を反射性のある「オパール」コートに瞬時に交換しているのが見て取れる。おそらく、トラックの材質は、ほとんど何でも選択できるようだ。

unreal engine 5.2
(Credit: Epic Games)

開発者にとって、Unreal Engine 5.2の最もエキサイティングな新機能は、新しいプロシージャル コンテンツ作成ツールだろう。ある場面で、ジャングル環境の要素 (大きな崖) を移動させると、Unreal Engine 5.2では、そのオブジェクトがあった場所が自動的に塗りつぶされているのが分かる。この新しいプロシージャルツールについて、Epicは次のように説明している。

Unreal Engine 5.2のデモで見られる)大規模なオープンワールド環境は、アーティストが作成したプロシージャルなツールを使用して構築されており、冒険の始まりとなる小さな手動の環境の上に構築されています。5.2のExperimentalとして出荷される、新しいエディター内およびランタイムのプロシージャルコンテンツ生成(PCG)ツールにより、アーティストはルールやパラメータを定義して、広大で非常に詳細な空間を素早く作り上げることができます。これは、アートディレクション可能で、手で配置したコンテンツとシームレスに動作する方法です。

Unreal Engine 5.2は本日より、プレビューリリースとして利用可能だ。


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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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