Android 13は、リリースから半年で既に全デバイスの5%以上に到達し、Androidとしては異例のスピードでその展開が進んでおり、早くも次期Android 14の話もチラホラ聞こえてきている。
Android 14の開発者向けプレビューは3月頃に開始される予定だが、既にこの新たなOSの詳細がすでにいくつか明らかになっている。そのうちの1つは、Android 14でのアプリのダウンロードに影響を与えるものだ。
9to5Googleが発見したコードの変更によると、Android 14は古いバージョンのAndroidをターゲットにしたアプリのブロックを完全に開始するとのことだ。
Googleは一貫してアプリ開発者に対し、最新のAndroidバージョンに合わせてアプリを更新するよう求めている。現在のPlayストアのガイドラインでは、新しいアプリは少なくともAndroid 12をターゲットにすることが要求されている。ただし、これらの要件は、Google Playストアのアプリにのみ限定されている。古いバージョンのAndroidをターゲットとするアプリをサイドロードすることは可能だ。Playストアでも、以前に一度インストールしたことがあれば、OSの最小要件に準拠していない古いアプリをダウンロードすることが可能となっている。
Googleは、マルウェアの潜在的な広がりを抑えることを目的としているため、Android 14ではこの状況が大きく変わることになる。新しいコードからは、APIの要件をより厳しくするように設定されていること、Google Playストアで古いアプリを完全にブロックする事が判明した。さらに、そのようなアプリをサイドロードする機能さえもブロックするとのことだ。
Android 14は、当初は特に古いバージョンのAndroidをターゲットにしたアプリをブロックする。そして、その範囲を徐々に狭めていく計画のようだ。
これは、新しいアプリに適用される特定のセキュリティ保護を回避するために、意図的に古いバージョンのAndroidをターゲットにするアプリがある事が、問題の根本にある事が指摘されている。制限を厳しくすることで、そのようなアプリがAndroid端末のセキュリティを損なわないようにすることが可能となるのだ。
とはいえ、何らかの理由で古いアプリケーションをインストールしたい、またはインストールする必要がある場合、新しいフラグを使用することで、コマンドシェルからインストールすることは可能である。このような場合、誤ってマルウェアをインストールしてしまう可能性は低くなるだろう。
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