Android 14では、特定の古いアプリのインストールをブロックするように設定されている

masapoco
投稿日 2023年1月24日 18:12
google android

Android 13は、リリースから半年で既に全デバイスの5%以上に到達し、Androidとしては異例のスピードでその展開が進んでおり、早くも次期Android 14の話もチラホラ聞こえてきている。

Android 14の開発者向けプレビューは3月頃に開始される予定だが、既にこの新たなOSの詳細がすでにいくつか明らかになっている。そのうちの1つは、Android 14でのアプリのダウンロードに影響を与えるものだ。

9to5Googleが発見したコードの変更によると、Android 14は古いバージョンのAndroidをターゲットにしたアプリのブロックを完全に開始するとのことだ。

Googleは一貫してアプリ開発者に対し、最新のAndroidバージョンに合わせてアプリを更新するよう求めている。現在のPlayストアのガイドラインでは、新しいアプリは少なくともAndroid 12をターゲットにすることが要求されている。ただし、これらの要件は、Google Playストアのアプリにのみ限定されている。古いバージョンのAndroidをターゲットとするアプリをサイドロードすることは可能だ。Playストアでも、以前に一度インストールしたことがあれば、OSの最小要件に準拠していない古いアプリをダウンロードすることが可能となっている。

Googleは、マルウェアの潜在的な広がりを抑えることを目的としているため、Android 14ではこの状況が大きく変わることになる。新しいコードからは、APIの要件をより厳しくするように設定されていること、Google Playストアで古いアプリを完全にブロックする事が判明した。さらに、そのようなアプリをサイドロードする機能さえもブロックするとのことだ。

Android 14は、当初は特に古いバージョンのAndroidをターゲットにしたアプリをブロックする。そして、その範囲を徐々に狭めていく計画のようだ。

これは、新しいアプリに適用される特定のセキュリティ保護を回避するために、意図的に古いバージョンのAndroidをターゲットにするアプリがある事が、問題の根本にある事が指摘されている。制限を厳しくすることで、そのようなアプリがAndroid端末のセキュリティを損なわないようにすることが可能となるのだ。

とはいえ、何らかの理由で古いアプリケーションをインストールしたい、またはインストールする必要がある場合、新しいフラグを使用することで、コマンドシェルからインストールすることは可能である。このような場合、誤ってマルウェアをインストールしてしまう可能性は低くなるだろう。


Source



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • Spotify Logo RGB White 1 1024x512 1
    次の記事

    Spotify、600人の人員削減と重役の退任を発表

    2023年1月24日 18:23
  • 前の記事

    Microsoft、メタバース、拡張現実への取り組みを大幅に削減へ

    2023年1月24日 17:51
    microsoft hololens

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • google logo image

    Googleが非営利団体を対象に2000万ドルの資金を提供し生成AI活用を支援

  • Pixel 8 in Rose.max 936x936.format webp

    Google、方針を転換しPixel 8にもGemini NanoによるオンデバイスAI機能を搭載へ

  • newroom quantum hardware.rendition.intel .web .1920.1080

    量子コンピュータが実用化されるのはいつになるだろうか

  • FireShot Capture 061 Search Labs labs.google.com

    GoogleのAI統合検索がマルウェアサイトにユーザーを導いている

  • UXL logo

    NVIDIAのAI市場支配からの脱却を目指しGoogle、Intel、Qualcommらが協力

今読まれている記事