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EUがUSB-Cの義務化の期限を確定し、iPhoneのUSB-C化が進む

欧州連合(EU)は、同域内で販売されるほとんどの電子機器について、メーカーがUSB-Cポートを採用する事を義務付ける事を決定していたが、このほどその具体的な期限が確定した。それによると、2024年12月28日の時点で、同域内で販売される全ての携帯電話、タブレット、ヘッドフォン、ポータブルスピーカー、その他多くの種類のデバイスは、有線充電のためにはUSB-Cポートを採用する必要が生じる。ただし、ワイヤレス充電に関してはこの限りでない。

EU加盟国は、2023年12月28日までに、USB-C充電に関するEU指令に準拠した規制を発表する必要がある。その1年後には、その規則の適用を開始しなければならない。EUは以前、この規則を2024年末までに発効させると述べており、この法案を官報に掲載した際もその予定に従っていた。

Appleはこの規則を遵守し、EUで販売されるiPhoneにUSB-C充電ポートを搭載すると述べている(ただし、完全ワイヤレス充電に変更する場合は別だ)。技術的には、Appleは2025年のいつかまでiPhoneにUSB-C充電を採用する必要はないが、報道によると、同社は早ければ来年にも切り替えを行う可能性があるようだ。

Appleのマーケティング担当上級副社長であるGreg Joswiak氏は、10月にThe Wall Street JournalのTech Liveカンファレンスで、「政府は彼らがやろうとすることを行うようになり、明らかに我々はそれに従わなければならないだろう」と述べた

「私たちは、世界中で行っているように、地域の法律を遵守するために選択の余地はありません。しかし、我々は、政府がそのような規範を持たないようにすることが、環境的にも顧客にとってもより良いアプローチであったと考えています。」と述べている。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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