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NVIDIA GeForce RTX 4080のベンチマークスコアが流出、RTX 3080より最大50%アップの高速化を実現

発売までもうまもなくとなり、徐々にレビュアーの元にRTX 4080グラフィックボードが届き始めている中、いくつかのベンチマークテストの結果がリークされている。新たに登場したGeekbenchや3DMarkのテストによると、NVIDIAの新たなボードは前世代から大きな性能向上を遂げていることが確認出来る。

Geekbenchのテスト結果

まず、Geekbenchのテストから、GPUは、ASUS ROG Crosshair X670 ExtremeマザーボードとRyzen 9 7950X CPUを搭載したハイエンドシステムでテストされている。76個のCompute Units(Stream Multiprocessors)と9728個のCUDAコアを搭載し、16GBのVRAMを搭載したRTX 4080として正しく認識されている。

RTX 4080は、OpenCL、CUDA、VulkanのGeekbench APIテストでそれぞれ248,932ポイント、300,728ポイント、148,838ポイントを記録している。

公式ランキングによると、RTX 4080はRTX 3080と比較して、CUDAテストで45.7%、OpenCLで37.1%、Vulkan APIで29.9%高速化されている事が分かる。また、Ampereの最速GPU(RTX 3090 Ti)との比較では、5.4%~15.5%高速化されている。

3DMarkのテスト結果

ハードウェアリーカーMEGAsizeGPU氏によって、RTX 4080の3DMark TimeSpyテストのスコアが初めて公開された。公開されたスコアによると、TimeSpyとTime Spy Extremeで、それぞれ14,718と28,599のポイントを記録している。これは、これまでのリークや公式のゲーム性能データから、期待される値とほぼ同様の結果だろう。

MEGAsizeGPU氏は、3DMarkテストのフルスクリーンショットを掲載しており、実環境のGPUクロックも見ることが出来る。RTX 4080のブーストクロックはRTX 4090とほぼ同じ(2508MHz対2520MHz)であり、このテスト中に3.0GHzに近いクロックが見られるのはそのためだろう。ただ、テストされたカードがオーバークロックされたバリエーションである可能性も高そうだ。

3DMark TimeSpyの結果では、RTX 3080の12GBモデル(10GBよりもコア数が多かった)よりも、51%から54%高い性能を発揮しており、Geekbenchのテストよりもこのカードの性能向上幅が大きく評価されている。

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masapoco

TEXAL管理人。中学生の時にWindows95を使っていたくらいの年齢。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題が得意だが、テクノロジー関係の話題も大好き。最近は半導体関連に特に興味あり。アニメ・ゲーム・文学も好き。最近の推しは、アニメ『サマータイムレンダ』

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