キヤノン、AFが大幅進化したフルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 Mark II」を発表

masapoco
投稿日
2022年11月2日 15:43
canon eos r6 0

Canon(キヤノン)は、2020年に発売したフルサイズミラーレスカメラ「EOS R6」をアップデートし、新たに「EOS R6 Mark II」を発表した。このカメラは、EOS Rシリーズで初めて第2世代に移行したモデルとなり、新開発のイメージセンサー、ノンクロップ4K動画の撮影能力、被写体追尾AFの向上などを着実な進化を見せている。

2420万画素の新フルサイズCMOSセンサーとCanonの画像処理エンジンDigic Xの組み合わせにより、前モデルよりも解像度がアップした写真撮影が可能となっている。

EOS R6 IIのデュアルピクセルCMOS AF IIは、フレームエリアの100%をカバーし、最大1,053点のオートフォーカスに対応する。これまで通り、人物の頭部、顔、目の検出をに加え、被写体検出を容易にするために、新たに適切な人/動物/鳥/車両の被写体の種類を選択できるオートモードを搭載した。また、ディープラーニング技術により、新たに馬・鉄道・飛行機(ジェット機・ヘリコプター)に対応した被写体検出機能も搭載している。

ISO200~102,400、ISO204,800まで拡張可能な感度による低照度撮影、対応レンズとの協調による最大8段分の手ブレ補正、電子シャッター使用時は最大40コマ/秒、メカシャッター使用時は12コマ/秒の連続撮影が可能だ。また、フルサイズEOSカメラでは初めて、プリ撮影(約0.5秒前)が可能なRAWバーストモードも搭載し、30fpsのRAWバースト撮影が可能だ。

6Kを59.94fps(仮に60fps)でオーバーサンプリングした4K映像を10bit 4:2:2カラーでノンクロップ収録したり、6K RAW映像を60fpsで対応外部レコーダーに収録できる。また、フルHD動画は、最大180fpsのフレームレートで最大60分の連続撮影が可能だ。対応するRFレンズを使用すれば、手持ちでのビデオ撮影時に生じる手ぶれも抑えてくれる。

背面には、最大120fpsのリフレッシュレートに対応した0.5型369万ドットの有機ELビューファインダーと、3型162万ドットのバリアングル液晶タッチモニターを搭載。

Bluetooth 5.0と802.11ac Wi-Fiを搭載し、リモート操作やワイヤレスデータ転送が可能なほか、USB-Cでスマートフォンに接続し、ウェブカメラとしても使用できる。コンテンツは、デュアルUHS-II SDカードスロットに保存される。

EOS R6 Mark IIは、価格はオープンとなっているが、キヤノンオンラインショップでの販売価格は、ボディ単体が税込39万6,000円、RF24-105 IS STMレンズキットが税込44万円、RF24-105 L IS USMレンズキットが税込55万円となっている。発売は12月中旬を予定している。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • asteroid
    次の記事

    太陽の明るさに隠れて今まで見えなかった地球に衝突する可能性のある小惑星が発見される

    2022年11月2日 16:17
  • 前の記事

    今後PhotoshopやIllustratorでPantoneのカラーを利用するには月額15ドルかかるようになる

    2022年11月2日 12:09
    color pencil

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


おすすめ記事

  • 20231013 1

    キヤノンはEUVよりも9割少ない消費電力でチップ製造が出来るリソグラフィ装置を2025年にも発売する

  • chuttersnap U UFbT9SsQ4 unsplash

    Nikon、Sony、Canonら、ディープフェイク画像を識別するための透かし技術をカメラに搭載へ

  • 20231013 1

    キヤノンのナノインプリント装置は半導体業界を一変する可能性を秘めている

  • 20231013 1

    キヤノン、2nm世代のチップ開発も視野に入れた半導体製造装置を発売

今読まれている記事