iPhone 14 Pro MaxがAppleの受注増の6割を占める

masapoco
投稿日 2022年9月30日 4:33
iphone-14-pro-14-pro-max

Appleが減産を余儀なくされるほど、iPhone 14の需要が低迷している。とはいえ、13からほとんど変わっていないバージョンアップでは、当然の結果とも言えるが、同社にとって幸いなのは、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxには安定した需要があり、平均販売価格の上昇に寄与しているとのことだ。そして、特に売り上げに大きく貢献しているのが、6.7インチの大型バージョンと報告されている

iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxが人気を集めているが、TF International SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏は、この大型モデルについて、最新の「Pro」モデルの注文増加の60%を占めていると述べている。既に同士は、iPhone 14 Pro Maxがこの世代で一番の人気モデルになっていることを、自身のブログで投稿していたが、改めて言及している。この人気の高まりは、Kuo氏によれば、AppleのiPhoneのASP(平均販売価格)が今年の最終四半期に上昇することを意味し、今後の戦略に大きく影響を与えそうだ。

今年のiPhone 14では、Proモデルの改良点が多く見られ、ほとんど代わり映えのない標準モデルと大きく差別化されたことが話題になった。そして、驚くべきは、(ドルベースでは)Appleは同じ999ドルの価格を維持し、今年のiPhoneは値上げせざるを得ないだろうという事前の情報を否定する形になった。こういった差別化は、来年にAppleがiPhone 15 ProとiPhone 14 Pro Maxの後継機種とうわさされる「iPhone 15 Ultra」でも維持されることだろう。

ProでないiPhone 15シリーズとPro版の差別化が進めば、Appleはプレミアムモデルの価格を上げることができるようになり、利益率とASPを高めることができる。すでにiPhone 15 UltraはiPhone史上初となる潜望鏡ズームレンズを搭載した唯一のモデルになるという報道も出ており、この流れは今後も続くだろう。

それとは別に、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxに搭載されるA16 Bionicと同様に、Appleは2023年にA17 BionicをProモデルにのみ導入し、TSMCの第2世代3nmアーキテクチャを活用して量産すると噂されている。



この記事が面白かったら是非シェアをお願いします!


  • make a video ss
    次の記事

    ついにテキストから“動画”を生成するAI「Make-A-Video」をMetaが公開、近日中に利用可能に

    2022年9月30日 5:03
  • 前の記事

    NVIDIA DLSS 3をネイティブ解像度と比較したビデオが公開、パフォーマンスは最大5倍と驚異的な向上を見せる

    2022年9月29日 17:45
    WCCFspidermanPC1

スポンサーリンク


この記事を書いた人
masapoco

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめ記事

  • Apple M3 chip series architecture 231030

    AppleのM3 MaxチップからのUltraFusionインターコネクト削除は新たな巨大チップ登場の前兆か?

  • magsafe charger

    iOS 17.4のアップデートによりiPhone 12がQi2での高速ワイヤレス充電に対応へ

  • apple iphone 5g

    Apple、未発表のアプリやVision Proに関する情報をリークした疑いで元従業員を提訴

  • Apple iPad Pro Magic Keyboard M2 hero 2up 221018

    新型iPad ProとiPad Airは5月初旬の発売になる可能性が報じられる

  • TSMC FAB18

    TSMCの3nmノードが急成長、2024年は収益の20%以上を占める可能性

今読まれている記事