PICO、パンケーキレンズを搭載し軽量化を実現したVRヘッドセット「PICO 4」発表

TikTokの親会社ByteDanceが昨年買収した中国のスタートアップPICOは、新しいバーチャルリアリティヘッドセット「PICO 4」を発表した。ヨーロッパとアジアのいくつかの国で430ユーロ(約6万円)から販売されるこのデバイスは、ゲームや受動的なエンターテインメントに適した、適度にフル機能を備えながらも手頃な価格のオプションと説明されている。限定予約販売を開始し、10月に一般予約販売を開始、10月18日にデバイスを出荷する予定だ。

PICO社は何年も前からVRヘッドセットを製造しているが、これまでは主に企業向け市場を対象としていた。最近、同社はByteDance社に買収され、今年初めには、PC VRゲーム用にデスクトップに接続する機能も備えた独立型VRヘッドセット、Pico Neo 3 Linkをリリースして、消費者向けVR領域に初めて本格的に参入した。

PICO 4の価格は128GBモデルが430ユーロ、256GBモデルが500ユーロとなる。これは、Quest 2よりも安い価格設定だ。

PICO 4 は 10 月に一般向けの予約注文を開始する。Neo 3 Link を購入した人は、明日から予約注文できるようになるとのことだ。日本では9月29日(木)午後から予約受付、10月7日(金) より販売を開始する予定だ。また、 10 月 18 日にヨーロッパの 13 か国でリリースされ、今年後半にシンガポールとマレーシアでリリースされ、最終的には中国でリリースされる。米国での販売は予定されていない。

どちらのヘッドセットもQualcommのSnapdragon XR2プロセッサを搭載しているが、Quest 2が6GBのRAMを搭載しているのに対してPico 4は8GBのRAMを搭載する予定だ。さらに、Pico 4は、「パンケーキレンズ」を搭載しQuest 2よりもコンパクトになるようだ。また、Pico 4 は、Quest 2 の 1,832 × 1,920 (3.5MP) に比べ、片目あたり 2,160 × 2,160 (4.7MP) とわずかに高い解像度を誇っている。

Pico 4ではバッテリーが背面に搭載されたことと合わせて、これらが主なハードウェアの違いとなる。

Pico 4Quest 2
解像度片目あたり2,160 × 2,160 (4.7MP)
LCD (2x)
片目あたり1,832 × 1,920 (3.5MP)
LCD (1x)
リフレッシュレート72Hz, 90Hz60Hz, 72Hz, 80Hz, 90Hz, 120Hz
レンズパンケーキレンズフレネルレンズ
視野角105°~90°
光学調整IPD (モーター)IPD, アイレリーフ (付属のスペーサー経由)
IPD調整範囲62-72mm58mm, 63mm, 68mm
プロセッサSnapdragon XR2Snapdragon XR2
RAM8GB6GB
ストレージ128GB / 256GB64GB / 128GB / 256GB
コネクタ不明USB-C
バッテリー持続時間2.5~3時間2~3時間
トラッキングインサイドアウト(外部ビーコンなし)インサイドアウト(外部ビーコンなし)
搭載カメラ外部カメラ x 4
16MP RGBカメラ x 1
外部IR x 4
入力Pico 4 モーションコントローラーOculus Touch v3
ハンドトラッキング
音声
オーディオヘッドストラップ内蔵スピーカーヘッドストラップ内蔵スピーカー
3.5mm AUX出力
マイク搭載搭載
パススルー不明対応
メーカー希望小売価格€430 (128GB), €500 (256GB)59,400円(128GB), 74,400円 (256GB)

Picoはヘッドセットに加え、2023年にPico 4用の3つのファーストパーティーアクセサリーを発売する計画を発表している。価格はすべて50ユーロで、より正確なフィットネストラッキングを実現するフィットネストラッカー、ワイヤレスPC VR用のワイヤレスドングル、キャリングケースが含まれる。

03 Headset Lasers

Pico 4は、アイトラッキング用の内蔵カメラなど高度な機能を持つQuest Pro」の競合とはならない。「私たちが今日ターゲットにしている消費者市場、つまり使いやすさとアクセシビリティと価格を本当に心配している初めてのユーザーのために、そして初めてPicoデバイスを扱うことになる多くの開発者コミュニティのために、私たちはPico 4を主な消費者製品として採用しようと考えています」とPico EMEAのジェネラルマネージャーであるLeland Hedges氏は述べている。

しかし、ByteDance社は、視線追跡カメラを搭載した、より高価なバージョンのヘッドセットを後日発売する予定とのことだ。これは、追加アップグレードとしてこの機能を提供してきた同社の以前のヘッドセットと同様である。そしてそれは、PicoがMetaと同じ方向に向かっていることを示唆している。

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この記事を書いた人

TEXAL管理人。学校の授業でMS-DOSを使っていたくらいの年代。Windows95の登場で衝撃を受け、テクノロジー業界に興味を持つ。以来ガジェット・ゲーム情報を追い続けてうん十年。大学では物理を専攻していたこともあり、物理・宇宙関係の話題も大好き。

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