海外で既に発売され人気を博しているSteam Deckは、先日、日本でのリリースも報じられ、ますます人気が出ることが期待されている。人気の理由はもちろん、既にPCで発売されて、Steamのライブラリにあるゲームをプレイできるからに他ならないが、開発元のValveは、このポータブルデバイスの成功を更に確固たる物にするため、より多くの機能を搭載したSteam Deckの新たなバージョンの発売を明言している。
- Steam : Steam Deckブックレット
- The Verge : The new Steam Deck ebook lays out Valve’s long-term vision
Valveは、アジアの新しい市場でSteam Deckの販売を拡大するにあたり、ゲーム機「Steam Deck」を紹介するe-Bookを発行した。このブックレットでは、SteamOSに汎用インストーラーが追加され、誰でもSteam Deckから利用できる最新のSteamOSをPCにインストールできる事実などを伝えている。
しかし、この中で興味深いのは、Steam Deckの次期次世代バージョンに関する言及だ。Valveは冊子の中で以下のように述べている。
SteamOSは、新機能の追加や「Proton」を介したゲーム互換性の向上など、今後も進化を続けます。 デバイスの最初の出荷からこの冊子の執筆時点までに、Steam Deckのオペレーティングシステムには数百もの変更が加えられています。 このような改善は、Steam Deckのライフサイクルを通して、また製品の今後のバージョンにおいても継続される予定です。
(中略)
Steam Deckは多世代にわたる製品です。 Valveは、Steam DeckとSteamOSを今後もしっかりとサポートしていきます。 思いも寄らないハードウェアの新しい使い方をSteamコミュニティから学び、Steam Deckの初代バージョンよりもさらにオープンで機能的な新バージョンの構築を目指していきます。
次世代のSteam Deckに望むことは何ですか?ぜひお聞かせください!
と言うわけで、「Steam Deck 2」についても開発が継続しているようだ。
Valveは、Steamコミュニティから、これまで考えつかなかったプラットフォームの新しい使い方を学び、そのフィードバックをもとに、Steam Deckをさらに改良していく予定だ。
また、Valveは、新しい携帯ゲーム機では、第1世代よりも「よりオープンな」ものにしたいと述べている。すでにSteamOS自体が非常にオープンなシステムであることを考えれば、同社がユーザーにとってSteamOSをより身近なものにする方法を見出すのは時間の問題だろう。
コメントを残す