Netflixの広告付きプランが単にコマーシャルを挟むだけで通常のサービスと変わらないと思ったら、それはどうやら大きな間違いのようだ。既に、一部のコンテンツが制限されることは報じられていたが、今回、開発者のSteve Moser氏が発見し、Bloombergに共有したNetflixアプリのコードによると、Netflixはダウンロードしてのオフライン再生が不可能になる可能性があるようだ。
現在、Netflixには、「ベーシック・スタンダード・プレミアム」の3つのプランがある。月額990円のベーシックプランでは、SD画質(アナログテレビレベル)のコンテンツが一度に1つのデバイスで楽しめる。月額1,490円のスタンダードプランなら、HD画質で2画面での視聴が可能になる。更に上のプレミアムプランなら、すべてのコンテンツをUHD(4KとHDR)で視聴可能だが、月額は1,990円だ。また、同時に4つのスクリーンで見ることができるようになる。
Netflixが、広告付きプランについて、通常の料金を払っている人たちと区別するのは、今年初め、共同CEOのTed Sarandos氏が、広告付きプラン層には広告なしプラン層と同じコンテンツがすべて含まれるわけではないと述べており、広告付きプランで機能などに制限が与えられることは十分にありえることだろう。また、オフラインコンテンツに広告を配信することには技術的に困難が伴うことも、理由かも知れない。
7月、MicrosoftはNetflixの広告技術・販売パートナーになると発表した。つまり、新料金プランで広告を配信するためのインフラを提供することになる。Netflixの広告付き新プランは、2023年に開始される予定だ。
コメントを残す