MicrosoftのXbox Cloud Gamingや、NVIDIAのGeForce Nowを初めとしたサービスの普及に伴い、AAAゲームのクラウドゲーミングは徐々に主流になりつつある中、今度はゲームアクセサリーの大手企業がこのビジネスに大々的に参入する予定だ。本日、PCとゲームアクセサリーの老舗メーカーであるLogitech(日本名:ロジクール)は、中国の大手ゲームメーカーTencent Gamesと協力し、独自のクラウドゲーミング携帯端末を発売する計画を発表した。
ロジクールは、この新しいデバイスのために、Tencent Gamesとソフトウェア面で提携すると述べている。また、MicrosoftのXbox Cloud GamingやNVIDIAのGeForce Nowといったクラウドゲーミングサービスとも連携し、数百種類ものハイエンドPCゲームやコンソールゲームをすぐにサポートできるようにするとしている。GoogleのStadiaやAmazonのLunaなど、他のクラウドゲーミングサービスもこのデバイスをサポートする可能性があるが、それに関する具体的な発表はなされていない。
上記2つのクラウドゲーミングサービスと連携すること以外に、この製品について、そのデザイン、ハードウェアスペック、特に価格については全て不明となっている。ロジクールは専用のウェブページを開設し、電子メール登録をすると今後さらなるアップデートを受け取ることができるようにしている。
任天堂のゲーム機「Switch」や、最近ではValve社の「Steam Deck」の人気もあり、ここ数年、ハイエンドなモバイルゲームが盛り上がってきているが、クラウドゲーミングがより成熟してくれば、さらに多くの競合他社が参入してきても不思議ではないだろう。
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