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Axiom Holographics社は、オーストラリアのブリスベンに、世界初の“ホログラム動物園”をオープンした。

ホログラム動物園とは一体何だろうか?Axiomによると、一種の拡張現実(AR)動物園とも言えるこのアトラクションは、Euclideon社の多視点3Dディスプレイ・テーブルとUnlimited Detailグラフィック・エンジンを大幅に大型化したことで実現しているという。本物そっくりの動物の3D映像が、目の前で魔法のように宙に浮いている様を観察でき、ゾウ、キリンといった現実の動物や、既に絶滅してしまった恐竜、そして25メートルもの巨大なクジラまでもが、驚くほど細部まで生き生きと再現されている。

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単なるショーケースではない

ホログラム動物園は単なる動物のショーケースではなく、壮大な没入体験ができるのも特徴だ。アフリカのサバンナから北極圏の極寒の地、深海探検、さらには太古の生息地で恐竜と一緒に歩き回るタイムスリップまで、あたかもあなたがそこに足を踏み入れたような感覚を提供し、スリリングな旅へと誘う。

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この動物園が他のどのバーチャル・リアリティ体験とも違うのは、最先端のホログラフィック・スクリーン・テクノロジーを独創的に使っていることだ。面倒で孤立しがちなVRヘッドセットとは異なり、Axiomのシステムでは、複数の人が一度に同じ景色をのぞくような光景を共有することができる。

ホログラムは周囲を移動してもその位置を維持するので、家族や友人と一緒に、さまざまな視点から見ることが出来、体験を共有できるのだ。

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Axiom Holographicsは、この幻想的な世界を作り上げるために、映像意外にも様々な工夫を凝らしている。例えば展示物に4D効果を吹き込み、風、温度、匂いなどの要素を加えてリアルさを高めている。北極のそよ風に吹かれたり、野生のサバンナの匂いを嗅いだりすると、まるで実際にその世界に降り立ったような感覚に陥ることだろう。

1,500平方メートルの広大な「ホログラフィック動物園」の中には、3面がスクリーンで飾られた印象的な20メートルのトンネルが2つと、4面の壁がスクリーンで囲まれた5メートル部屋があり、まさに心を揺さぶる体験に包まれる。

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小さな部屋では、ドラキュラやフランケンシュタインなど、架空の化け物が登場する脱出部屋風の冒険が楽しめる。

このホログラム動物園は、Axiom CEOのBruce Dell氏が発案したもので、来場者を夢でしか見たことのない場所にテレポートさせるというビジョンを持っている。実際、この驚くべきアトラクションはまさにそれを実現している。実物大のクジラの大きさを目の当たりにしたり、さまざまな時代や地域の生き物に出会ったりと、他では体験できない冒険が待っている。

ホログラム動物園は半年後に閉園するそうだが、Axiom Holographicsは「日本、テキサス、ヨーロッパにセンターを開設する準備ができている」と述べており、今後の展開が楽しみだ。


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