Windows Centralによると、Microsoftは、Windowsの次期メジャーバージョンである「Windows 12」について、2024年にリリースする可能性があるとのことだ。これは、現在同社が示している「Windows as a Service」というスタンスを放棄し、以前のような3年ごとに新しいWindowsをリリースするサイクルに戻そうとしていることを示唆している。
Windows 11と並行してリリースされるWindows 12
Microsoftはもともと、2015年にリリースしたWindows 10で3年サイクルから脱却し、Windows as a serviceという考え方を優先させていた。3年ごとに新しいWindowsのリリースで大きな機能を提供する代わりに、Windows 10は年に2回、大きなアップデートで新機能を提供するようになっていた。Microsoftの社員がWindows 10を “Windowsの最後のバージョン“と表現したことから、多くの人々にとって、Windows 10がWindowsのメジャーバージョンになるものと思っていた。
とはいえ、その後Windows 11がリリースされ(先述の発言は何だったんだろうと言う感じにもなるが)MicrosoftはWindows 10と11の両方で1年ごとに大きなアップデートで新機能を追加していく体制を取っていた。
MicrosoftがメジャーバージョンアップでWindows 11と名称を変更したことから、今後のWindowsのメジャーバージョンアップでもブランディングが変更されると予想される。
2024年のWindowsの次期バージョンと並んで、MicrosoftはまだWindows 11をこの先も定期的にアップデートする計画だ。当初は1年ごとに大きなアップデートを提供するとの話だったが、Windows 11については、主要な機能が準備できた時点でこまめにリリースされる形が続いている。次の大型アップデートは、Microsoftによって最近最終決定された後、現在のところ9月か10月に登場すると予想されている。
Microsoftは、2023年に同様の大型年次アップデート「23H2」の計画を破棄し、本年同様に2023年を通してこまめに新機能を展開することを優先すると報じられている。これは、Microsoftが最近行ったWindows Insiderプログラムの変更とより密接に関係しており、より多くの実験やプロトタイプ機能が広く試されることになる。
Microsoftは、Windowsのロードマップ計画について公式にコメントしていない。同社は、パンデミックによってWindowsの利用率が高まったことを受け、この2年間、Windowsに改めて力を入れている。
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