NVIDIA GeForce RTX 4090は、現在コンシューマー向けとして最速のグラフィックボードであることに議論の余地はないが、問題は価格と、何よりもその巨大なサイズだろう。ほとんどのモデルが3つのスロットを利用し、中には4スロットを占有するものもあり、マシンを組む人は苦労してるのではないだろうか?
だが、今回登場したAlphacoolの液冷ブロックはなんと1スロットでRTX 4090を利用できるという。恐らく現在入手可能な最小のものだろう。
Optimum Techが、Alphacool ES Geforce RTX 4090 Reference Design with Backplateのビデオレビューを投稿した。同社の製品は様々なGPUと互換性があるが(リストはこちら)、今回用いられたクーラー(型番13395)は現在いくつかのモデルとの互換性しか確認出来ていない。そのうちの1つが下記の動画で使用されているInno3Dで、もう1つがGalax RTX 4090 SGと同じはずのKFA2 RTX 4090 SGのようだ。
EKWBのシングルスロットタイプなど、RTX 4090用ウォーターブロックは他にも多数存在するが、このAlphacoolモデルほどコンパクトなものはない。もちろん、残りの液冷ループを追加する必要があり、450WのTBPではデュアルラジエータを使用することが保証される。
このクーラーは、ホームユーザー向けに設計されているわけではないが、ホームユーザーでも使用できる。これはAlphacoolのクーラーのEnterpriseラインアップの一部で、1台のサーバーまたはワークステーションに最大4枚のRTX 4090カードを搭載できる可能性があるという。これは、RTX 6000 AdaからVRAMは半分になるが、廉価バージョンのようなものとして使えることになる。
6,800ドル(またはそれ以上)のプロ用カード1枚を複数のコンシューマーグレードのカードで置き換えるというのは、興味深い価値提案だろう。NVIDIAのプロフェッショナル向けラインの価格を考えればなおさらだ。もしあなたがAIのトレーニングや推論(Stable Diffusionを含む)、3Dレンダリング、またはその他のプロフェッショナルな仕事をしているなら、有望な選択肢になるかも知れない。
Source
- Optimum Tech: World’s Tiniest RTX 4090 (liquid cooled)
- via Tom’s Hardware: Ultra-Compact RTX 4090 With Liquid Cooling Uses a Single Slot
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