Valveが最後にVRヘッドセットを発売したのはもう2年以上も前になる。その後、Metaなど他社は積極的にVR関連の製品に力を入れていたが、Valveからは目立ったVR関連の話題が出ていなかった。今回の報告は、同社がまだVRへの情熱を失っていないことを教えてくれる。
Valveは以前からMeta Questのような、スタンドアロンタイプのVRヘッドセット、「Deckard」に取り組んでいると噂されてきた。今回明らかになった同社の出願特許からは、このDeckardの存在が噂だけではないのではないのではないかと思わされる。
とはいえ、この特許画像がDeckardを表しているという証拠はどこにもないわけで、これをもってValveのスタンドアロンVRヘッドセットがこのような形になるのだと考えるのは早計ではある。実際の所、この特許文章部分の大部分は、デバイスのヘッドストラップと、ユーザーが最適なフィット感を得るためにそれをどのように正確に締めたり緩めたりするかに関連した内容だで、本質的にはVRの映像に関する物ではない。とはいえ、Valveがまだヘッドセット関連の開発を続けている証拠にはなるだろう。
Deckardに関しては、もう一つ、実はこちらの方がより重要だが、Valveの次世代VRヘッドセットに関して様々な方面から情報を収集しているYouTuberのBrad Lynch氏の最新動画の内容だろう。
Lynch氏はVR関連の情報リークに強く、過去にも様々なリークをおこなっている。最近では、MetaのProject Cambriaについてや、同社の今後のVRヘッドセットについて積極的にリークを行っている。
Lynch氏は自身のチャンネルにて、最新の SteamVR ベータから Deckard がコード化された開発ツールなどを多数取り出しており、この新しいヘッドセットがどのような形になるにせよ、Valve が製品化に向けてかなり進んでいることが分かったと述べている。
Deckardの発売がいつになるのか分からないが、最近のSteam Deckの出来を考えると期待できそうだ。
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